まだまだ台湾ブームは継続中……。
こんばんはー、こんにちはー。広報3年の廣瀬です。
最近見た映画のお話をしようかなぁと思っていたのですが、私のブログを見返してみたらずっと映画の話ばっかり。
それ以外ないんかいって感じなので、今日は台湾のお話をしたいと思います。
最近、買ってよかったなと思った本はこれ。
『在台灣尋找Y字路』,来栖光著 です。タイトルの意味は「台灣、Y字路探し」です。
著者は元は日本に住んでいて、現在は台北で暮らしているようです。
もともと幼い頃から、Y字路というものに思い入れが強いようで結婚して偶然行った台湾がとてもY字路の多い環境であったというのがY字路探しを始めたきっかけだそうです。
日本統治時代の前後で変化した政府の都市計画の影響を色濃く残しており、とても興味深いY字路がたくさん載っています。
この本の面白いところは、日本語の隣に中国語翻訳が載っているところ!並行して読むとこんな漢字を使うのねーという発見もあり、Y字路以外の楽しみもあります。
この本は台北が中心なのですが、台南の本で最近、買った本はこれ↓
読み物というよりは写真集に近いですね。でも、読む部分もたくさんあって台南に行きたい欲、増しましになる本です!
川島小鳥さんらしさが見られる色使いの写真で、台南の風景が切り取られていてとても眼福でしたー。
もっと台湾が知りたいなと思うときにオススメなのは、この一冊。
司馬遼太郎さんの『街道をゆく 40 台湾紀行 』
私は2回ほどしか台湾に行っていないのですが、訪れたときに感じる「台湾感」をこの本を読んでいるとなんとなーく感じることができます。
古き良き台湾も知ることができる、とても良い一冊です。
よくInstagramでも台湾を検索していて、オススメなユーザーさんはこの方。
現地の人の写真を眺めるのも良いけど、やはり日本人視点でも気になる。
青木さんは現地から台湾を発信する人として、有名でしょうか。
以上、私の台湾へ行きたくなる気持ちを高める情報源でした。
ざざーと私の好きなものを並べる感じになってしまいましたが私の台湾愛を感じてもらえると嬉しいです。
ちなみに私がもともと書こうと思っていた映画も台湾関連のものです(笑)
『台北ストーリー』と『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』
日本ではなかなか見ることが難しかった作品たちなので、とても貴重な機会ですね。
『台北ストーリー』の方はまだ見れると思うので、機会のある人はぜひ見てください。
もっと話したいところをあっさりと終わらせたのでよしとします。
ここ最近の台湾ブームに乗って、台湾デビューした私ですが、まだまだ私の中でのブームは冷めやらない現状です。
この夏の予定はまだ決めていないのですが、今のところ台湾か香港に行きたいかなぁと思っております。
もう夏も目前ですね。気温の変化が激しいので、皆さま体調管理には気をつけて。
では、このへんで。
月がきれい
こんにちは!3年デザインの野原です!
わたしは最後のブログですね…感慨深い……
今回ご紹介するのは
アニメ 月がきれい です!
原作のないオリジナルアニメーションです。
ラブストーリーで舞台は川越の中学校。
川越は新座キャンパスの最寄り駅志木から急速で10分くらいのところです!
主人公の男の子、安曇くんは文芸部で趣味は小説を書くこと、
モノローグでは著名な作家の残した言葉、有名なセリフなども登場します。
ヒロインは水野茜ちゃん。陸上部の女の子です。
緊張しいでいつも不思議なキャラクターのマスコットをお守りのように持っています。
2人とも人見知りで自分から話すのが得意ではないようで、
頑張れ!と応援したくなる距離感です、すごくかわいい。
それと絵がとってもきれいです。水彩チック。
このシーンは体育館倉庫なのですが、窓から入る光とその影が
とっても細かく表現されています。
夕日とか桜とかもとってもきれい………
スマホとかLINEとかもでてくるので現代の中学生を
リアルに描いています。
3話から大きな動きがあるのでこのへんで!
わたしもこんな青春を送りたかった……
My Favorite
こんにちは。デザイン3年竹内です。最近元気ないな〜と思っていたらイヤホンを携帯していないことに気づきました。日常に音楽があるだけでも鬱にならないと言いますし、せっかくなので今まで聞いてこなかったアーティストにも手を出してみようと思った今日この頃です。
手軽にMVが視聴できるYouTube。私がパソコン触り始めた頃はニコニコ動画が全盛期だったのですが、気づけばYouTubeに時代は変わりましたね。気づけば私もついついチェックしてしまいます。今回は私のお気に入り動画を紹介したいと思います。
❶DAOKO『BANG!』
DAOKO 『BANG!』 Music Video[HD]
『拝啓グッバイさようなら』
DAOKO『拝啓グッバイさようなら』MUSIC VIDEO
DAOKOさんは最近メディアでも取り上げられている若手女性ラッパー。『ダイスキ』は東京モード学園のCMソングに使用されていました。また日本アニメーター見本市の『ME!ME!ME!』の音楽も担当していました。そしておすすめ1つ目は『BANG!』。ポップなメロディーとコミカルなMVが印象的な一曲です。嘘つきな小悪魔系わがままガールとシュールなダンサーさんたちとゆるかわいいダンスとMVの構成がお気に入りです。2つ目『拝啓グッバイさようなら』は、妖艶な女性がメインの失恋からの破壊、そして新たな旅立ちを描いています。攻撃的気質のある強気な女性が個人的にとても好みです。まだ20歳の彼女の今後に期待です!
❷BOMI『Y.O.U』
BOMI 「Y.O.U」MV
❸東京ゲゲゲイ『さよならダーリン』
東京ゲゲゲイ さよならダーリン
かなり奇抜ないかつい容姿メンバーたち。しかしこの『さよならダーリン』は一見狂気的ですが切ない恋心を歌っています。私が驚いたのは自転車を使った驚異のシンクロ率のダンスパフォーマンス。こんな使い方があったとは……! 曲も中毒性が高く自転車に乗っているとつい思い出してしまいます。
❹ラーメンズ
『条例』
ラーメンズ『TEXT』より「条例」
『金部』
ラーメンズ『STUDY』より「金部」
ラーメンズは片桐仁と小林賢太郎によるお笑いコンビ。ボケとツッコミを明確に分けず、バカ二人というスタンスをとっています。「爆笑だけが面白いわけじゃない」その言葉の通り「お笑いと演劇の中間」ともカテゴライズされるコント。じわじわとくる絶妙な間、巧みなセリフまわし、言葉遊びが魅力的です。『条例』は『不透明な会話』の後に見ると繋がりが見えて違和感が癖になります。『金部』ではキャラクターの個性が滲みでるバカらしさとずる賢さ、そしてふとハッとさせられる瞬間など繰り返しみたくなる動画です。今年の1月1日から復興支援としてYouTubeに映像ソフト化されているコントを公開しました。この広告収入は日本赤十字社を通じ寄付されます。この活動のおかげで多くのコントを楽しむことができ嬉しい限りです。
いかがだったでしょうか。人に何かおすすめするのは期待させてしまうことになるので難しいものです。実際人にオススメされた映画よりたまたま見た映画が面白かったということが最近多くて嫌になっていました。しかし自分では選ばなかった作品に触れることになるので、どのジャンルでも必ず相手の感性を知るという意味でもオススメを聞くようにしています。好きという感情は感覚的なもので言葉という理論的枠組み化することは難しいですが、自分の思いを伝える術が人間にはあるのだから是非諦めずチャレンジしていきたいですね。
ではまた。
ハルの話
こんにちは。ついに大学の授業も始まり、本格的に3年生になってしまったデザインの竹内です。皆様も学年や立場が変わり、新しい節目の春となっているのではないでしょうか。
ゼミも始まり、将来の話をする機会も増え、なぜ自分はそれを「choice」したのか問われ考える時間が年々増えてきたように感じています。今回はそれにまつわる最近公開された映画を紹介したいと思います。
私が紹介したいのは『劇場版Free!-Timeless Medley-』です。
これは『聲の形』などの作品を手がけている京都アニメーションのFree!シリーズ(2013年夏〜)の最新映画。テレビシリーズ1期・2期の新編集版第1弾となっています。第2回京都アニメーション大賞奨励賞受賞作「ハイ☆スピード!」を原案として生まれたTVアニメ「Free!」シリーズ。水泳にかける少年たちの情熱、水泳を通して繋がる仲間たちとの出会い、そこから未来について考え夢を見つける姿を描いた作品。「フリーしか泳がない」という信念を持ち、人を魅了する泳ぎをする七瀬遙とその仲間たちの成長を美しい作画で描いています。
注目すべきは「ファンが心から好きと言える作品を」として制作陣の熱い思いからシリーズが再構成されるということです。このシリーズは制作順に小学生時代を描いた小説を原案とし、高校生時代のFree!~Eternal Summer~(アニメ1期・2期)、その後中学時代のハイ★スピード(映画)があります。この設定年代と制作順の差によって生じてしまったわずかな違和感を払拭するために、今回紹介した劇場版は生まれました。1期には登場しなかったハイスピメンバーも劇場版には登場し、その後の物語にも違う展開をもたらすそうです。しかもこれは商法的な動きだけでなく、始まりは制作陣の熱い作品とファンへの思い。これは完全に愛ですね、愛ですよ。
そして映像美と演出。作風が作風だけに嫌煙する人もいるでしょうが、是非嫌がらず見てほしい。こんな歳になってもなお、自分にはあったのかどうかさえ分からない「青春」というものを体感できます。最近『モアナと伝説の海』で海がキャラクターとしての立場を担っていると話題になりましたが、このシリーズでも水は味方であり障害ともなる重要な立ち位置にあります。年々技術も追加され、映像美が増してきました。そして演出。様々な無機物や事象に意味が付加され、伏線になってきます。彼らの周りの環境、つまり空や海、建物といった背景もキャラクターの内面を描き出しますし、作中多く登場する鳶(トビ)は彼らのメタファーです。(舞台は岩鳶高校水泳部ですしね。)その他コマ送りで見ていくと後半のエピソードに繋がるキーが多く隠されていました。高校生の私は絶望エンドを3つ想像して見事に全て的中させてしまい呻いていた記憶があります。
それに加え、現地のロケハンがきちんとなされ、聖地として観光業まで盛んにしました。驚くべきはその再現率。アニメ放送時は受験生だったので行けなかったのですが、その反動か大学生になってから毎年聖地鳥取・岩美には訪れています笑。見てくださいこの再現率!!
OPに登場する岩美の海岸。時間や季節によって様々な表情を見せてくれます。実際に遊泳もできます。
幼馴染の家はなんと実在。その周辺はマンホールまで再現。主人公の家以外は実在します。どこか浮世離れしたところがある主人公の家だけ実在しないなんてなんだか勘ぐってしまいますね笑
ライバルとその幼馴染の思い出の神社。
その周辺、小学校まで再現されています。
主人公たちの通学路。海は人と落ち着いて話したり自分のことを見つめる良い場所と言われていますが、この作品でもいろんな話がこの場所でなされます。
余談:
私は岩美の思い出をより綺麗に残したいという思いだけでカメラに興味を持ち一眼レフを使い始め、今ではすっかり趣味となりました。そして初めていわゆる田舎文化に触れ、今まで毛嫌いしていたのですが一気に好きになりました。都心とは異なる時間が流れる場所の心地良さに触れることができた良い経験です。聖地巡礼は近年密かなブーム、昨年の『君の名は。』で一気にメディアに取り上げられるまでの観光の1ルートとなってきました。何気なく過ごしていた日常、ただの街だった場所に意味づけがなされ、新たな楽しみ方が増えるところが素敵なところだなと感じています。
鳥取・岩美の良いところは、町全体で観光客を受け入れてくださり、ファンも引け目を感じることなく過ごせる点です。観光マップも作品ごとに作られ、困っていると皆さん声をかけてくださいました。ファン以上にロケ地について詳しいおじさまなんかもいたりします笑。地域に愛されていることを感じます。それは制作会社と地域の連携がなされている証であり、その素敵な関係性を壊さないようファンも振る舞うという良い流れがあるように感じました
正直オタクというレッテルの貼られた人物について快く思わない人は多く、大学生なんて大半がそうだと思います。実際民度は低い状況が多いですし、自分がそうにもかかわらずオタクが嫌いなオタクというのも多く存在します。私もそうです。しかし私が大学に入ってから色んな人に触れ感じたのは、皆何かの「オタク」であり、夢中になれ、無条件で心から好きと言える情熱の矛先があることって素敵だということです。民度が低い、つまりマナーや口が悪く害悪と言われてしまうのは、人間的にその他の要素が欠けているのであり、その人が他者から貼られてしまったオタクというレッテルのせいではないと思います。人間は多面的でこそ面白い、そういうものだと思うのです。
そしてまた、逆に色んな社会的レッテルについて考えすぎ重荷になっていた時に、心から好きと言えるものに再度触れた時、生きているという感覚を改めて感じました。大真面目にこんなことを書くなんて気持ちが悪いでしょうが、そういう無条件にパッションを感じられるものこそ貴重であり、浅はかな自分の欲望に目を向けるチャンスになると思います。黒歴史は作ってなんぼ。後から何を思ったってその時には戻れない。楽しい記憶だけ抜き出して今黒歴史と思えたことを喜び、至らなかった点を今後につなげていけば良いだけの話です。
「chioce」将来についての決断を迫られ、自分と向き合う男子高校生たちを美しいアニメーションで描いたこの作品。絶賛上映中かつまだまだ物語は続きます。期待を2倍も3倍も超えていく作品に出会え夢中になれたこと、ただただ純粋にとても嬉しく思います。そして出会いから4年経った今、またchoiceという言葉に頭を抱えています。世の中は他者と社会とのコミュニケーションという外部影響から構成されていると思うのですが、日々を楽しむエネルギーというのは自分の中からしか生じないものだと痛感することができました。そしてその楽しみ方とは日常との関わり方に1つ別視点が増えるだけでも違ってくると思います。
好きなものを好きと言い、自己責任で自分のために(自由)に生きる。皆様も自身の好きだったものに再度触れ、忘れていた情熱を、再び感じてみてはいかがでしょうか。当時とはまた違った楽しみ方ができるかもしれませんよ。
サークル選びに正解はあるのか
こんにちは。
早いもので大学3年生になってしまいました。営業代表の園部です。
本学は新歓期間も終わり、いよいよ平常授業期間の始まりです。
Seel編集部のブースに来てくださった新入生の方々、ありがとうございました。
新入生の皆さんは各々入るサークルを決め、新しい生活に具体性が増し、さまざまな感情が渦巻いていることでしょう。新入生の中にはサークルに入らないという選択をしたトガリ大学生もいるはずです。サークルに入るタイミングを見失ってしまった新入生もいるでしょう。
僕がこのサークルに入ったのは1年の終わりごろなので最初の1年はサークルに入っていませんでした。(本当はテニスサークルに入っていたがユーレイ部員で活動にあまり参加せず)
サークルに入らずとも楽しい学生生活は送れますが、学生にしかできない活動はたくさんあると思うので何もしないのはもったいないと思います。インカレのサークルや学生団体、長期インターンなど選択肢はまだまだあると思うので、僕のように大学1年目を無為に過ごすようなことは避けてください。
「四畳半神話大系」という小説、アニメをご存知ですか。
「京都市を舞台に、京都大学3回生の男子学生が、1回生時に選んだサークルによって自らの大学生活をいかに変えていったか、その可能性を描く一人称小説。」(Wikipediaより)
京都大学の学生である主人公・私は薔薇色のキャンパスライフを送ることを目論み、サークルに入部するも、友人の小津やさまざまな登場人物たちによってその目論見は阻害されてしまうというのが大まかなストーリーです。
「私」がさまざまなサークルに入り、それぞれでどのような学生生活を送ったかという可能性の話が非常に丁寧かつ斬新に描かれています。
クセが強く魅力的な登場人物に囲まれている「私」にも実はさまざまな人間的欠陥があり、うまくサークルになじめない状況がやけにリアルで非常にやるせない気持ちになります。
アニメは映像がとても美しく唯一無二。ぐっと物語に引き込まれます。
特筆すべきはセリフの多さ。マシンガンのように繰り出されるセリフの数々は2回目でも十分楽しむことができます。
いまだサークル選びに苦労している新入生の方は是非一度ご覧になってください。
最終的に「私」がたどり着く結論に納得できてもできずとも、今後のサークル選びの助けにはなるはずです。
ちなみに「サークル選びに正解はあるのか」という問いの答えは
「本学にはサークルの雰囲気を変えるような強烈な個性を持った人はほとんどいないので大体どこのサークルでも同じ」です。
現在、公開中の映画「夜は短し歩けよ乙女」はこの四畳半神話大系と同じ森見登美彦さんの作品ですので要チェック!主演の声優はあの星野源ですよ!
Seel編集部についてー新歓情報
こんにちは!広報1年の関です。
新生活に向けてサークルをお探しの方も多いのではないでしょうか?
フリーマガジン団体Seel編集部では、新入部員を募集中。
フリーマガジンを作って見たい方、雑誌が好きな方、カルチャーが好きな方、大歓迎です!!
今回は最新号発刊に合わせて、Seel編集部の活動について紹介したいと思います。
Seelは毎号異なったテーマのカルチャーを、ひねくれた切り取り方をして新しいカルチャーの見方を提示するフリーマガジンです。
◎発行は年3回。都内のカフェや古着屋、本屋などに設置しています。
◎部員は営業、デザイン、広報の三つに所属します。
→詳しくはコチラ
◎主な制作の流れ紹介
①企画プレゼン
自分の企画でフリーマガジンを作ることができます。
②取材・撮影
憧れのあの人に取材できるかも…!
③編集
文章を書き、紙面のデザインを作ります。
学校以外にも都内のカフェで活動することもあります。
④ゲラチェック
文字が間違っていないか、デザインを変更したいところがないかなどを全員で確認します。
⑤入稿・発刊
完成版のデータを印刷会社に渡し、冊子にしてもらいます。
そして、ついにSeelが完成!都内のカフェ等に配布します。
◎制作以外にも合宿など楽しい行事もたくさん!
去年は、夏に式根島、冬には草津へ行きました。
◎バックナンバー
28日に最新号Vol.28「HERO is」を発刊しましたが、バックナンバーではファッションや大人をテーマにした号もあります。詳しくはこちらまで。
新歓期間には実際に部員が教室等でお待ちしています。
ぜひ、遊びに来てください!
【池袋キャンパス】
4/4 @X206(午後のみ)
4/5,7,8 @7253
※★は雨天の場合中止になります
【新座キャンパス】
4/3 @N237
4/4 @N231
4/7,8 @N242
したつもり
こんにちは。営業の渡辺です。暖かくなってきて、すっかり春めいてきました。なんだか外に出かけたくなってきますね。そこで今回はスポーツを描いた作品を紹介します。
朝晩の冷え込みでふとんにくるまっていると、まだまだ冬だなと思います。冬といえば、クリスマス、お正月などのイベントが目白押し。お正月には毎年箱根駅伝が開催されます。
箱根駅伝といえば、三浦しをんさんの「風が強く吹いている」でしょう。
箱根駅伝を走りたいという灰二の夢が寮の仲間たちを巻き込みます。走りを描いたシーンが息づかいを感じられるほどで、読んでいる私まで山道や海沿いを走っている気持ちになります。
箱根駅伝のテレビ中継を見ると、多くの人々が沿道で旗を振り、応援しています。スポーツと応援は切っても切れない関係でしょうが、応援、も一種の競技なのです。
朝井リョウの「チア男子!!」は男子チアを題材にして、作者が大学在学当時早稲田大学のチアリーディング部を取材して描いた作品です。
彼はこの作品がアニメ化する際、ラジオで「まだ何も怖くない頃に書いた」と話していました。加藤千恵さんとのオールナイトニッポン0は終わってしまいましたが、今は高橋みなみさんとラジオをしています。朝井さんが物事をとらえる独特の視点が楽しめるので、ぜひ。
「チア男子!!」は大学生たちの青春小説です。目標に向かって、難しい技を何度も練習したり、友情をはぐくんだり。私は体育会系の部活をしたことがないので、汗をかいて何かをすることに憧れます。
青春、という言葉を見ると、青春学園中等部を思い出します。「テニスの王子様」の主人公、越前リョーマが在学する中学校です。ちなみに、テニスの王子様のモデルの一部は立教池袋中学校だそうです。不思議な縁を感じます。この作品は、初期は実戦でもありえそうな描写だったのですが、次第に奇抜な技しか登場しなくなりました。相手の五感を失わせる、相手の技をコピーする、など常識ではありえない技を中学生たちが披露します。テニスボールに客席まで吹き飛ばされたのに、試合を続行する彼らの姿は衝撃です。また、続編である「新テニスの王子様」は高校生たちと戦います。
中学生たちも、対戦相手の体が透けて、骨まで見えるようになる選手がいるなど進化しています。対する高校生は、50歳くらいの風格を感じさせる選手がいるなど個性豊かです。笑いがほしい時に読んでみてください。
スポーツを描いた作品に触れると、自分もそのスポーツをしたつもりになりますね。体を動かして疲れたような気がするので昼寝します。それでは。