Seel STAFF BLOG

カルチャー系フリーペーパーを制作しているSeel編集部のスタッフたちによるブログ。

無料で東京を一望

こんにちは、営業の七尾です。
学校が始まって1週間経ち、だんだん登校するのに慣れてきました。この調子で後期、がんばっていきたいと思います。

 

今回のブログはおすすめスポットの紹介です。

 

場所は新宿、東京都庁

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この建物、みなさんも一度は見たことがあるのではないでしょうか。左右対称で高くて、そびえ立つ感じがかっこいいです。
2016年の紅白歌合戦のときには椎名林檎さんがここで歌っていました。とても印象に残っています。

 

そんな東京都庁は外見の美しさだけではなく、展望室があって無料で登ることができます。展望室は高さ202mのところにあり、エレベーターで上まで登っていくと、ぐるっと一周東京のまちを見渡すことができます。

 

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写真には写ってないですが東京タワーやスカイツリー、建設中の国立競技場などいろんなものが見れておもしろかったです。私が行った時、周りはほぼ外国人観光客の方々でグローバルな感じも味わえました。

 

冬の天気のいい日には富士山も見えるみたいです。23時まで開室しているそうなので夜景もを見るのにも良さそうです。

 

ぜひ行ってみてくださいね。

インドの「tara books」が気になる。  

お久しぶりです。代表の中村です。最近一皮むけました。 夏も終わりにさしかかって、心なしか空気が乾燥し始めてきたような気がします。その影響かはわかりませんが、左手がなんだか恐ろしく荒れています。本格的に乾燥する季節になる前にはやく治さないと。 さて今回僕が紹介したいのはインドの出版社「tara books」です。

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きっかけは池袋のジュンク堂で発見したこの一冊の本でした。独特な雰囲気のフォークアートで装丁された大判の、見た目だけなら本当になんの変哲もない本でした。しかし家に帰ってみてもどうしても頭から離れず、何やらこの『夜の木』ただならぬ魅力がある気がするぞ、となり調べてみたところ、「tara books」にたどり着きました。 f:id:seel-magazine:20170923141628j:plain

tara booksは、インドの南部にぽつんと存在するとても小さな出版社です。ギータ・ウォルフという女性の方がたった一人で創立し、従業員数は現在も数えるほど。しかしこれだけの情報だけでは「ただの小規模な出版社じゃん」と思われることでしょう。最大の特徴は、すべての本が(厳密にはすべてではないですが)ハンドメイドで作られていることです。もちろん、冒頭で紹介した『夜の木』も。しかも、一度に数十部程度ではなく、約5000部も作るというから頭が下がります。シルクスクリーン印刷で作られているので、例えば10色使われているページでは、同じ工程を機械に頼らずやはり10回繰り返します。注文される部数のことを考えると気が遠くなります。実際、大口注文を受けた際には、「届けられるのは半年後になりそうですが大丈夫でしょうか」と聞くそうです。

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なぜそのような状況にあっても製作ラインを機械化したり従業員数を増やしたりしないのでしょうか。それは、ギータ・ウォルフ氏の「ちいさくあること」という理念に基づいて会社を経営しているからです。確かに、前述したような改良を行えば作業は圧倒的に楽になりますが、それにより失われてしまう従業員同士の「コミュニケーション」や、手作業によるインクのにじみや掠れなどの「偶然が生み出す温かみ」に重きを置いているのです。 そのようなバックグラウンドがあるからこそ、僕はジュンク堂の片隅にぽつんと平済みされていた彼らの本に惹きつけられたものだと思います。今は金欠なので手が出せないのですが、近いうちに絶対!買いたいと思っています(今売られている分がなくなると、入手がとても難しくなるとのこと)。紙からはほんのりインドの南風の香りがするそうです。嗅いでみたい。

ペーパーメディア in Korea

こんにちは。2年広報の中嶋です。9月も半ばということですが、大学生である私たちはあと5日ほど夏休みです。まさに大学生が「人生の夏休み」と喩えられる所以ですね。

 

さて私の夏休みというと、8月中は学校の研修で韓国・ソウルにいました。

韓国でも日本のカルチャーは浸透してます。

例えば漫画。『名探偵コナン』や『ワンピース』、『ドラえもん』といった定番どころはもちろん、『となりの関くん』などのギャグ漫画、日本でも最近読者の多い『弱虫ペダル』や『黒子のバスケ』など種類も豊富。さらに日本で発刊後、比較的すぐに翻訳されて韓国でも読まれているそう。

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タイトルはだいたい日本語の原題をハングル表記にしてるものが多いようでした。ただ言葉の都合で若干ちがうものも。 

例えば、『ドラえもん』も도(ト)라(ラ)에(エ)몽(モン)、そう「トラエモン」ですね。韓国語だと文頭でタ行の濁音が表現できないのでこうなっているようです。ただ、タイトルの可愛らしさはそのまま、むしろ個人的にはハングル表記の方が好きです。

また「じっちゃんの名にかけて!」のセリフで有名な『金田一少年の事件簿』。

 

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タイトルの黄色い字のところは「소년탐정=少年探偵」とそのままなのですが、彼の名前が김(キム)전(ジョ)일(ニル)、「キムジョニル」です。金田一をハングル読みするとこんな読み方になります。あとから知ったのですが、こちらは日本でもネット上でちょっと話題になったタイトルらしいですね。

本屋さんの日本の漫画コーナーにはたくさんの人が。中には、日本では見かけないおまけ付きの単行本もあってお土産として購入している友達もいました。日本語のと読み比べたりしたら面白そう。

 

紙媒体つながりですが、韓国にもフリーマガジンがありました。それがこの『Oh Boy!』。f:id:seel-magazine:20170914215305p:plain

環境保全・動物保護がメインメッセージとしてあるらしいですが、扱うテーマはさまざま。有名なフォトグラファーさんが編集長で芸能人が登場することもあるそう。本誌はフルカラーでかなりの厚さ。専用のストアがあり、バックナンバーは400円程度で販売してました。日本にもなんどかポップアップストアがオープンしているそうなので、また来るかも。興味がある方はぜひ。

https://www.instagram.com/ohboyjapan/

ということで、今回は韓国で見つけたコミック&マガジンカルチャーを取り上げていきました。ぜひ、韓国に行く際は注目してみてくださいネ。

 

気づいたら2017年下半期ももう少しで半分。最後に、個人的に最近お気に入りのVOGUEのサイトに載っているしいたけ占いの2017年下半期ver

( https://voguegirl.jp/horoscope/shitake2017-h2/ )を紹介します。特に説明はしませんが、結構内容が面白いと思うのでぜひ見てみてください。それでは。

 

みどりとあか

こんにちは。デザインの津久井です。

9月に入って大学生の夏休みもすぐそこに終わりが見えてきました。

あっという間かと聞かれればあっという間だし、あっという間じゃないと言われればそんな気もする。そんな感じの夏休みだったという方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな9月のお散歩についてお話ししたいと思います。

あともう少し時間が経てば紅葉の秋が来て、公園をのんびりお散歩してみたり、写真を撮るのが好きな人はあかい紅葉の葉っぱを求めてお出かけしてみたりと、公園びよりになりますよね。

わたしも早く紅葉の葉っぱがしげる公園をお散歩したいなあ、と思っているのですが いまの時期の公園もとっても素敵だということをご存知ですか?

わたしが最近行った小石川後楽園では、緑の生い茂る中に秋がやってこようとしていて、夏とも秋とも違った緑と赤の景色がありました。そんな公園で写真を撮れば、f:id:seel-magazine:20170909010619j:plain

こんな感じに!

同じ木に夏と秋が混ざり合っていて、夏にも秋にもみることができない、9月という狭間の季節だからこそみれる風景が。

また、こんな風にf:id:seel-magazine:20170909010657j:plain

池にはカモが家族で仲良く泳いでいるかと思えば、f:id:seel-magazine:20170909010727j:plain

すっぽん。

すっぽんって普通の公園にいるんですね‥!びっくりしました。

みなさんもぜひ9月の公園で一息ついてみてはいかがでしょうか。きっと秋が見つかりますよ。

では。

島と星座とガラパゴス

みなさん、こんにちは。
広報2年の関です。

大学生の夏休みも後半に入ってしまいました。認めたくないです。

そこで今回は
まだまだ遊び足りない、夏の最高の思い出が欲しい、そんなアナタに
ヨコハマトリエンナーレ2017 島と星座とガラパゴス」を紹介します。

 

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ヨコハマトリエンナーレは、3年に1度横浜で開催される現代アートの国際展です。
横浜美術館横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館(地下)の三箇所で行われていて、とても見ごたえのあるアート展です。

しかもこのアート展、1枚のチケット(学生は1200円)で3箇所を回ることができるお金のない学生に優しいアート展なのです…!

お金がなくても現代アートに触れ、考える場があることは素敵なことではないでしょうか。

さらに、一度チケットを買えば、それぞれの会場に行くのは同日ではなく会期中であれば別日でも良いのです。

同じ会場に何度も入ることはできませんが、3箇所を別日に回ってもいいというのは体力面にとても優しい…


実は私自身まだ赤レンガ倉庫の会場にしか行っていないので、
今回は、私が訪れた赤レンガ倉庫の会場について紹介したいと思います。

赤レンガ倉庫の会場はとにかくユーモアたっぷりでした!

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こちらは公式ホームページでも見所として紹介されている、
クリスチャン・ヤンコフスキーの「重量級の歴史」というもの。
会場ではレスラーたちが銅像を持ち上げる様子が動画で見られます。
このレスラーたちは写真の銅像以外にも様々なものを持ち上げていました…

この他にもテレビやドライヤーなどの生活の中にあるものだけを使った音楽や、
油絵のみで描いた作者のおばあちゃんの家など、
普通の美術館ではあまり見られないようなものが多く展示してあります。


会場全体の内容量や一つ一つの作品に圧倒されました!

3年に一度なのでこの機会にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

 

早く起きた朝には

どうも。
二年の鈴木です。
八月も後半戦に突入しました。
夏休み、みなさんどのようにお過ごしでしょうか。
海やBBQ、お祭りなど夏の風物詩を堪能するのも贅沢ですね。
一限に間に合わない!!と焦ることなく
たっぷりの睡眠時間を確保できるのもまた贅沢ですね。

しかし、ここでお伝えしたいことがあります。
夜はとても暑くて寝苦しいかもしれませんが、
朝方は気持ちの良い風が吹き非常に快適なのです。

朝、早く起きると一日が長く感じられ、充実した気分になれます。

そこで、みなさんの朝のお供に紹介したいものがあります。

それは「朝ドラ」です。

現在放送しているのは、有村架純さんがヒロインを務める『ひよっこ』です。

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1964年、出稼ぎに行ったまま行方不明になった父を探しに有村架純さん演じる谷田部みね子は上京し働き始めます。大都会東京でくじけそうになりながらも個性的な常連客や商店街の人々、友人や仲間たちとの泣き笑いの日々の中で、みね子はさまざまな出会いと別れを経験しながら試練を乗り越え、見知らぬ町だった東京にしっかりと根を張っていく、という物語です。

上京したての不安げなみね子から、様々なことを経験し一気にたくましくなる様子を感じることができます。
私のお気に入りポイントは、みね子の職場「すずふり亭」と、その寮「あかね荘」に住む仲間との掛け合いです。楽しいことを分かち合い、時に励まし合いながら切磋琢磨していく姿がとてもうらやましいです。
毎日いろんなことが起こる中で、このような穏やかな居場所があるというのはまさに理想ですよね。

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お気に入りポイント②は、かわいらしいファッションです。昭和レトロでポップで、今でも真似できそうなスタイルです。環境や心境の変化で変わるファッションも見どころです。

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また、有村架純さんをはじめとするキャスト陣も豪華です。
佐々木蔵之介さんや菅野美穂さん、島崎遥香さんなど…
竹内涼真さん演じる島谷さんとみね子の恋を応援していたのですが、実家から縁談話を持ち掛けられ別れてしまいました。
かわいかったのになぁ…

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現在多方面で活躍中のキャストのみなさんですが、朝ドラブレイクと言われるように朝ドラに出演することは俳優にとっては登竜門だそうです。確かに、前回『べっぴんさん』でヒロインを演じた芳根京子さんや、『とと姉ちゃん』の高畑充希さんなど、今や映画やドラマに引っ張りだこと言えます。男性俳優では『あまちゃん福士蒼汰さん、『梅ちゃん先生松坂桃李さんなど、出演をきっかけにブレイクし、映像の世界には欠かせない存在です。


物語の内容も、キャストにも注目ですね。
ひよっこ』に続く2017年後期は、『わろてんか』。葵わかなさんがヒロインを務めます。

ぜひ、
早起きして、朝ドラが提供するハッピーを吸収しましょう!

 

【読んでみて】吉祥寺だけが住みたい街ですか?

 
2回生になってから初めてのブログになります。
 
営業の杉本です。
 
SeelもVol.29が発刊して1ヶ月半近くが経つのですが、多くの人に手に取っていただいて本当に作った甲斐があるというか。
 
やっぱ反応が無かったりすると、僕たち作り手側のモチベーションも下がってしまいがちなので、感想だったり批判だったりいろいろ送ってみてください。
 

今回のブログの本題へと入りたい。
 
Vol.29で特集したのが『街』ということで、それにちなんだ漫画をご紹介したいと思います。
 
ご紹介する漫画は『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』です。
 
 

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昨年の10月からテレビ東京系列でドラマをやっていたので、もしかしたら聞いた事があるかもしれませんね。(主演の安藤ナツと大島美幸の迫力がすごかった。)
 

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この漫画の大まかなストーリー展開としては、吉祥寺で不動産屋を営んでいる重田姉妹が吉祥寺に住みたい相談者に対して、あえてその人に合った街を紹介するというもの。
 
僕自身はこの作品と制作期間中に出会ったのですが、今号の内容と非常に親和性が高い内容だなと感じました。
 
吉祥寺というと、新宿まで中央線・総武線で一本だし、カフェがいっぱいあって、名前だけ聞いてもなんだかオシャレな街なんだろうなって抱きませんか?
たぶんそう思ってる人がいっぱいいるからこそ住みたい街ランキングで1位を獲得するのだと思います。
 
そういう先入観を持った人たちに対して、姉妹は東京中のあらゆる場所を提案していく。
 
この作品のタイトルにもなっている『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』という、重田姉妹が振りかざす快刀が乱麻を断つかのようなその提案が、この作品を面白くしている要因の一つだと思います。
 
僕たちって結局一つの側面からしか物事を見ていないことが多いと思うんです。
 
それは街に対しても人に対しても。
 
その側面だけで判断するんじゃなくて、もっと別の側面まで目を向けてあげようよ。っていうのが今回僕らの提案したかったことでもあり、この作品でも伝えたいメッセージなのかなって考えてみたりしました。
 
もしVol.29『街』を読んで街の新たな一面を知りたいと思った方はぜひ読んで、
「街ブラ」してみてください。
 
では、失敬。