Seel STAFF BLOG

カルチャー系フリーペーパーを制作しているSeel編集部のスタッフたちによるブログ。

眉毛兄弟

こんにちは。営業の飯村です。

4月になって学年があがりましたね。私は2年生になったのですが、昨年度に比べて好きな授業をとれるようになったり、全休が作れたりしてさっそく大学生活を謳歌しています。2年生はいいですね。

我々Seelも4月にVol.31「サイエンス・(ノン)フィクション」を発刊しました。かっこいい雑誌なので是非お手に取ってみてください。

話題は変わるのですが、今月21日からデニス・モリスが写真展を開催します。1994年のオアシスの東京公演の写真が初公開されるらしいです。行きたいですね。

そこで、私がオアシスにハマったきっかけとなる映画を紹介したいと思います。

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https://www.youtube.com/watch?v=U9wORP55BZI

『オアシス:スーパーソニック』です。予告編だけで既にかっこいい。弟のリアム・ギャラガーのロックンロールスターぶりとか女子全員好きですよね。ちなみに予告編における私なりのかっこいいポイントは、「ビッグな問いにはビッグに答えてやる」と「オアシスはフェラーリと同じ。ルックスも音も最高、でも飛ばし過ぎると制御できない」です。

中身は今までのライブとかレコーディング風景とかの映像にギャラガー兄弟の副音声がついている感じです。今回の写真展の94年の日本公演の映像もたしかあったと思います。当時の彼らが新幹線に乗っている様子とか、駅で日本のファンにサインしている様子とかが、「日本に来てたんだ!」とテンションをあげさせられました。

私はこの映画を見る前は有名な曲は聞いたことあるな~くらいだったのですが、すっかりハマってしまいました。自分たちとは少し世代が違くても、かっこいいものはかっこいいですね。今流行っているからとか、古いからとか関係なしに自分の好きなものをどんどん見つけていきたいです。

写真展楽しみ!それでは!

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非常事態花粉宣言

こんにちは。デザイン2年の足立です。

人は春が好きだと言いますが、私はあまりそうでもありません。

気温が高くなって過ごしやすくなる分には結構ですが、とにかく花粉がひどい。今年の花粉は特に最悪ですよね。正直ここまでくると非常事態花粉宣言を国が出して、その日は1日中外出を禁止して欲しいくらいです。しかも、スギが終わったかと思えばヒノキがやってくる。次は誰がやってくるのかと思うと不安で夜も寝られません。本当に早く花粉シーズンが終わることを願っています。

どうでもいい話が長くなってしまいましたが、今回は冬の名物「温泉」にまつわる話をしたいと思います。

しかし「温泉」と言っても、どこそこの温泉はミネラルが多くて疲労回復に最適だの、やれ美容にいいだの、やれ飲んだら美味しいだの、そのような話ではありません。

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「温泉」が舞台の演劇の話です。

それがこちら庭劇団ペニノ「地獄谷温泉 無明の宿」です。

この「地獄谷温泉 無明の宿」は庭劇団ペニノという劇団の舞台で、2015年8月に東京で初演をしたのちにヨーロッパ4ヶ所、京都、オーストラリア、で公演を行い、第60回岸田國士戯曲賞を受賞した作品であります。

この舞台のすごいところは美術です。まずはこちらの動画をご覧ください。https://youtu.be/-MzPl54XsvY

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見ていただけたらわかると思うのですが、無明の宿が建物として完全に舞台上に存在しているのです。しかもとてもリアルに。実際に観ると築50〜60年の建物のような風格がありました。パンフレットによるとかなり早い段階でセットを組み上げ、俳優たちが手垢をつけながら稽古をしたことで、舞台上であの一体感が生まれたそうです。しかもセットの中に出てくる小物は全てアンティーク物という凝りよう。中には100年前の年代物まであるそうです。

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セットが一つ一つ実際に繋がっているのもとても面白かったです。観客としては場面ごとの繋がりがとても自然に思えて、本当にその宿で暮らしているかのような感覚に陥るほどでした。

 

庭劇団ペニノの主宰タニノクロウ氏が「チケット代の半分は美術」と言っているのも納得の素晴らしさ。個人的には、脱衣所のドアから垣間見える温泉の湯気が、夕刻の柔らかい光に照らされてぼんやり白く光って見える場面は、どこかこの世のものじゃないような美しさ、懐かしさがありました。

残念ながらこの舞台は最終公演を終え、セットも解体されてしましたが、庭劇団ペニノは次回作で舞台上に寺を建立しようとしているそうです。是非見に行きたい!!

4月1日に発刊したSeel Vol.31「サイエンス・(ノン)・フィクション」も春の花粉なんかに負けないかっこいい雑誌になっております。ぜひお手にとって読んでいただきたいです。

それでは良い春を。

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生まれて死ぬ

こんにちは。営業3年の渡辺です。入学したころは4年間もあると思っていましたが、早いもので3年生。あっという間に過ぎていきますね。

 春休み中の約1週間、台湾とタイ旅行へ。まず、空港で海外旅行保険に入りました。クレジットカードを持っておらず、海外で何かあった時にどうしようもないからです。しかし海外旅行保険は、旅行の日数によって保険料が変わります。私たちの旅行は8日目の早朝に日本に着くため、正確には8日間。ただ、7日間と8日間では価格幅が大きかったので、7日間の保険にしました。その瞬間から、私は不安で不安で仕方なくなりました。最後の数時間、つまり日本に帰る飛行機が墜落して死んだら、死亡保障は発生しません。ふだん死んだらどうしようと考えることはないのですが、1週間考え続けました。

 日本を離れた段階で、私たちは飛行機とホテルしか決めていませんでした。地球の歩き方を見て、次の日の行き先を決める日々。九份に行ったり、アユタヤに行ったり、夜市に行ったり。そうしてタイの最終日、死体博物館に行くことにしました。正確には「シリラート法医学博物館」です。もともとはタイの医学生向けの施設だそうですが、なぜか日本の観光パンフレットに載っているため、日本人観光客も多いそうです。施設内は撮影不可なので、道中のタイっぽい風景です。

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死体博物館は有料の法医学博物館と無料の解剖学博物館に分かれており、順路的に法医学博物館から見ることになります。そして、印象的なのも前者です。ただ、両施設が離れているため、戻ってみようと思っても、気力がわかないと思います。満足するまで法医学博物館を見るべきです。

法医学博物館の見どころの一つは、凶悪犯罪者のミイラです。四人くらいいます。壁に寄りかかるようにして、口を開けた状態で立っているミイラ。気になる方は画像を検索していただきたいのですが、文字面で想像するものと異なりますね。私は、凶悪犯罪者といっても人は人だと感じました。ミイラなので生前とは人相が違うと思いますが、顔つきから極悪な感じはしません。私はこれまでミイラを見たことがなかったので、確実なことは言えませんが、法に触れないで人生を全うした人のミイラを見ても、違いを感じられないのではないかと思いました。

弾丸が貫通した頭蓋骨や、銃創、水死体の一部などもありました。水死は膨らんでいたので、水死ではない死に方をしたいと思いました。また、いくつか骨もあったのですが、パーツとしてみると不思議な感じがします。これらが組み合わさって私たちの体を作っているのかと、考えさせられます。加えて、ホルマリン漬けの人の臓器や骨などがあまりに大量に展示されているので、圧倒されてきます。そんな折、お母さんが薬物中毒だったため、発育が不十分だった子どもが展示されていました。とても小さくて、白くてつるつるとしています。人間ではないみたいで、想像上の宇宙人のようでした。

解剖学博物館は無料だと先ほど述べたのですが、法医学博物館の入場券がないと入れないので注意してください。まず、ある程度のスペースを割いて、シャム双生児が展示されています。体の一部がくっついてしまっているのですが、8パターンほどありました。ホルマリン漬けの標本が展示されているとともに、図解されています。法医学博物館にもシャム双生児は展示されているので、数多く見ることになります。また、水頭症の子どもなども展示されています。しかし解説が英語なうえ短いので、その場ではよく理解できませんでした。

また、2メートルを超える巨人の骨格標本もあります。手から足からすべてのパーツが大きいので、とても興味深いです。そして、タイの偉人の方の骨格標本も展示されています。私が訪れた際には、花がお供えしてありました。その他にも、動脈だけを取り除いた標本など、理科の図鑑を生で見ている気分でした。

博物館からの帰り道、いろいろなことをぐるぐると考えました。何かを成し遂げた人が、骨として展示されている(英語が読めないので何を成し遂げたかわからなかった)光景。その人は自分が展示されていることに気づいているのでしょうか。体の一部が大きいなど、何かしらの特徴があるため展示されている子ども。これまでの人生で、五体不満足を読んだ時くらいしか、自分が五体満足に生まれたことを考える機会がありませんでした。

ホルマリン漬けの標本が訴えてくる情報量の膨大さに、私は生まれてきて、死ぬんだなと思いました。飛行機が墜落する、という死因しか考えていなかったけど、私はいつ、どのように死ぬかわからない。そうだとしたら、私は私として生まれてきて、思い残すことがないように最期を迎えられればと思いました。

私は渡辺なので、私たちの代の最後のブログだと思います。終わりっぽいテーマを選んだつもりです。どうでしたか?

コンテンツ紹介⑤

Vol.31「サイエンス・(ノン)フィクション」コンテンツ紹介もいよいよラスト!

前回まででメインとなる4つのコンテンツの紹介は終わりましたが、実は今号、これだけでは語りつくせないんです。

 

Vol.31を完成させるその最後のピースとして、各所に置かれた3つのオリジナルSFストーリーがあります。

 

これらはSS(ショートショート)と呼ばれる、いわば「ちょっとしたお話」です。SF界隈では、星新一さんがSS作家としてとても有名ですね。ショートというだけあって非常に短く、本誌に掲載されているものもサクッと読めるのですが、読後の余韻はしっとりと心に残るよう意識しました。

 

既刊号でも、デザインページなどでストーリーを小説風に表現する試みはありましたが、自分たちでしっかりと1つの物語を作るというのは、Seelとしてはかなりイノベイティブな挑戦だったと言えます。何より作り手としての「創造力」が試され、担当した部員もかなり苦労した様子。

 

そのような血と汗の結晶で創りあげた3つの物語は、それぞれ特色を持ちつつ、全体の「ソウゾウしよう」というメッセージに強くリンクしたものに仕上がっています!

 

背景にもこだわり、2つめの物語では、millitsuka様(@millitsuka)にイラストを制作していただきました。この場を借りて感謝の旨をお伝えさせていただきます。

また、1つ目と3つ目の物語では、モデルの方ととスタジオで撮影させていただきました!かなりこだわって撮影したので、こちらも要チェックです!

3つとも、とても素敵なページに仕上がっているので、皆さん是非とも本誌で確認してみてください!

 

 

さて、今回の記事ですべてのコンテンツの紹介が終わりました。Vol.31「サイエンス・(ノン)フィクション」、テーマの壮大さに負けないだけのワクワク感を、皆さんにお届けできるかと思います。気になった方は、ぜひ一冊、お手に取ってみてください!

 

 

今号も多くの方々のご協力により完成することができました。ありがとうございます。

 

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コンテンツ紹介④

Vol.31「サイエンス・(ノン)・フィクション」のコンテンツ紹介も残すところあと2つになりました。誌面はお見せできないのですが、ぜひぜひ今号のメッセージでもある「ソウゾウ」の力を使ってどんなページかな?と予想してみてください!!

 

さて、今号の4つ目のコンテンツはコラム。

あれれ、最後じゃないの?と思ったあなたはSeelマスターです。素晴らしい!!ですが、今号はいつもと少しページ編成を変えているのです……最後のコンテンツが気になるあなたは、ぜひ明日もブログをチェックしてください!!

 

そして、Vol.31「サイエンス・(ノン)・フィクション」のコラムのタイトルは

「SFとの遭遇」です!!

1977年に公開された映画『未知との遭遇』を想起させるタイトルですね。

 

今回はコラムの担当者代表にインタビューをしてみました。

①コラムを書くうえで楽しかったこと&苦労したことは?

楽しかったこと→コラムを書く前にネタ集めも兼ねてSF映画をいくつか観たこと

苦労したこと→SFというテーマなので、コラムに使おうと思ったネタの科学的な裏付けにも注意を回さないといけなかったこと

②コラムの中で注目してほしいポイントはズバリどこ?

今回は3つのコラムが1つの大きな流れになっているので、つながりを感じながら読んでもらえると嬉しいです!

 

毎号いろいろな要素が詰め込んであるSeelのコラムですが、今号もSeel部員が独自の視点からSFについて考えて文章にしました。「長いなぁ……」と思わず最初の一文に目を向けてみてください。気づいたら読み終えちゃいますよ!!

 

デザインの一部には…

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これは?かの有名なネコ型ロボット?彼に関するコラムもあります。

ぜひ手にとって中身を確認してみてください!!

 

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【コンテンツ紹介③】

コンテンツ紹介も中間地点に到達しました。

ここまでお読みいただきありがとうございます。あと3日ほど、よろしくお願いいたします!

本日はコンテンツ3の紹介です!

コンテンツ3は、ネオンのデザインが目印。かわいい!

けれども、その内容はとても実験的。

前半ページは題しまして「RE(arranged)TITLE」。

タイトルから想像できる通り、こちらは著名なSF作品のタイトルを二つに分断して、シャッフル&組み合わされたタイトルに沿ってそのストーリーを考えていくというもの。

みなさんもこのページを参考に新たな作品をつくりだしてみては??

そして後半ページの「街の不思議発見」。

街にある不思議なもの。それらが実はSFのような背景を持っていたら、一体それはどんなストーリーなのだろう?Seel部員の視点から考えてみました。

もしかしたらあなたの街のオブジェが登場するかも?

このコンテンツを担当したグループの代表者は、今回の制作で話のつじつまを合わせながらオリジナルのストーリーを生み出す作家さんの凄さを実感したのだとか。

また、実際に街に出向いて不思議なものの写真を撮り、その何かと向き合ってストーリーを考えたことで制作者サイドの想像力が豊かになった!という嬉しい報告も聞きました!

前半・後半どちらも、Seel部員の「ソウゾウ」の力全開な紙面となりました。

このコンテンツを読んで、「ソウゾウ」の楽しさを思い出したなら、次はあなたの番。

Vol.31とともに、もっと「ソウゾウしよう」‼

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コンテンツ紹介②

 

Vol.31「サイエンス・(ノン)・フィクション」のコンテンツ紹介第二弾!

本日は2つ目のコンテンツ「ソウゾウの天才」をご紹介。

 

実は私は今号を制作するまでこの人物の存在を恥ずかしながら知らなかったのですが(笑)、読者の皆さんならご存知かもしれません!

 

 

さてSeelが今回「ソウゾウの天才」として紹介するのはSF界の巨匠であるアイザック・アシモフ

彼を知っている人はもちろんのこと、彼を知らない人でも、彼の超人的なすごさに引き込まれること間違いなし!!!

 

 

前半ページでは、彼がいかにすごい人物であるかについてご紹介。科学者や作家など様々な面を持ち合わせた彼の生涯はSF界に大きな影響をもたらしました。生前から死後に至るまで彼の伝説を追います!

 

そして後半ページでは、50年前のアシモフの予言を大調査!

4つのアシモフの予想を取り上げ、どれだけ的中しているか考察しました。

50年前はというと携帯電話はないし、エアコンもないし、テレビもまだブラウン管なんて時代。こんな時にどこまで未来へ想像を働かせることができたのでしょうか。

読んだあなたは結果に驚くこと間違いなし!

 

このコンテンツでは現在予言されている将来の予言についても紹介しているので、一緒に未来を「ソウゾウ」してみては?

 

Seelらしさのある切り口からアシモフを紹介していくページなので

素直にワクワクした気持ちで呼んでもらえたら嬉しいです。

 

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