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こんにちは。営業部2年の渡邊です。
Seel編集部では制作がはじまり、新入生を加えてvol.21へ向けて一心不乱に走っております。
営業部の僕もそろそろスーツが暑くなって参りました。
スーツといえば漫才師のユニフォームです。
THE MANZAI 2014の開催も決定したことですし、漫才について少し考えてみます。
漫才、ボケとツッコミによって笑いを起こすという文化は日本独特なものです。
アメリカのコメディアンなどが大概1人ということからも分かりますよね。
漫才における笑いの爆発は長い期間ボケにありました。
ツービートや紳助・竜介など日本お笑いブームの火付け役たち。
ツッコミは「ビートきよし」「松本竜助」の名はそれほど知られていないと思います。
漫才というのは圧倒的センスを持つボケの面白いことに対して、ツッコミは話の進行役でしか無かったのです。
言わばボケの漫談に対して、ツッコミは聞き役という立場でした。
しかし、この流れはダウンタウンの登場で終焉を迎えます。
ボケの松本人志のセンスはさることながら、浜田雅功によるツッコミのタイミングの良さ、そしてキャラクターの強さ。
古典的な漫才は一気に立場を奪われ、ツッコミによって笑いが増大する形こそ漫才であるとなったのです。
更に近年の漫才では、差別化を図るために様々なツッコミが誕生しているので、幾つか紹介したいと思います。
①訂正ツッコミ
「なんでやねん」「ちょっと待って、おかしいやろ」etc
主に上方漫才で使われるテンポ重視のツッコミです。ある種定型とも言えます。
②引きツッコミ(すかし)
「まあ、これはスルーでいきますけどね」「……ということで」etc
こちらは主に関東の漫才師が使う傾向にありましたが、その汎用性の高さから上方でも使われだしています。
③例えツッコミ
「ずいぶん待ったよ!俺は「あみん」か!」「人をパセリ見るような目で見るなよ〜」etc
昨今ツッコミに注目が集まるようになった一つの要因とも言えます。しかし、最近ではウザったいと逆効果になることも。
南海キャンディーズ フットボールアワー ウエストランドなど。
他にもたくさんの種類がありますが、よく見る形をあげました。
ちなみに僕は「日本が銃社会だったら撃ってるぞ!」というツッコミをしたところ、
母親に「それはワードセンスに頼りすぎ」と注意されました。
皆さんもやり過ぎには気をつけて、漫才からツッコミを学んでみましょう。