Seel STAFF BLOG

カルチャー系フリーペーパーを制作しているSeel編集部のスタッフたちによるブログ。

編集長のさかいです。

 

1ヶ月前の話ですいませんというかんじなのですが…
2014年度ぶっちぎりのカルチャー最前線な現場に行ってきました。

 

5月5日 こどもの日に、
Maltine Records  presents「東京」というイベントに行ってきたんです。
会場は、恵比寿LIQUIDROOM


 


簡単にこのイベントのことを説明すると、

いまインターネットレーベルのなかでもっともキている
Maltine Recordsが主催するDJイベントのことです。

 

Maltine Recordsは、ネット上に無料で音源を配信し、tofubeats やbanvoxなど
実際にCDリリースにまで至るほど人気を得たアーティストを擁するレーベルです。

 

ん~ぜんぜん知らないなァ…って人は、ググろう。
ポップな曲が多いので好きな曲に出会えるハズ!

http://maltinerecords.cs8.biz/ )
( https://soundcloud.com/maltine-record  )←コチラが聴きやすい。

 

日々、ネット上でストイックに楽曲(いわゆるDTM/デスクトップミュージック)を
アップロードしている方たちが、「東京」では、DJとして実際に楽曲をプレイしました。

 



いざ会場に着いて、音楽がスタートした瞬間から、
もうなんか「スゲー!!」「ヤバイ!!」の連続でした。(まったく伝わってない)
伝わる言葉に翻訳すると、本当にここがカルチャーの最前線なんだということを実感したんです。


フロアには、ぜんぜん上手くノれてないけど楽しそうなヲタっぽい人や、
ディープな渋谷カルチャーを体現したような一言では形容しにくい髪色をした女の子まで、

さまざまなカルチャー層の人が集まっていました。

 

あるときTwitterで、Maltine Records主宰のtomadさんが
「オタクとストリートの融合」という趣旨のツイートをしていて、
まさにそうだなあ、と会場にいる人たちを見回しながら実感しました。

 

絶妙にダサくてかっこいい、出会うはずのないオタクもストリートも混ぜこぜになった
マルチネのインターネットカルチャーが、リキッドルームにギュっと集まっている…。

 

ネット上になんとなく幻想として存在したマルチネの空気が、
リキッドルームに現実のものとなって実際に体感できるなんて…!

 

とても興奮しました。

 

Maltine Recordsに所属しているアーティストたちはほぼ10代から20代で構成されていて、
「東京」に来場していたお客さんもほぼ10代から20代のように見えました。

 

冒頭にも名前が挙がったtofubeatsさんは『Lost Decade』というCDアルバムを出していて、
直訳すると「失われた10年間」ということで、
つまりはゆとり世代とか、ゆとり政策のことを指したタイトルなんですよね。

 

でも、「失われた」とか言いながら全然元気だし、インターネットでしか音源配信してないのに、
リキッドルームのフロアには大勢の人が集まってにぎわってたし、ナンダコレ!

 

やたらに新しい空気と大勢の人を動かす波を作るようなパワーを感じて、
なにかを自分から発信する元気をぼくは「東京」でもらいました。

 

まだまだカルチャーヤレるっぽいからガンバろ!!!
と思えるような力を持つカルチャー最前線な場所「東京」でした。

 

 





 

ちなみに、
ぼくはこのMEISHI SMILEの時間になぜか泣きながら拳をあげていました。
https://www.youtube.com/watch?v=_zSWYnjaSWI
当日の模様です。お時間ある方はぜひ。