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こんばんは、3年営業代表の高橋です。
現在SeelはVol.20の制作真っ只中、各コンテンツ・各部署ともに多忙な日々を送っています。
さて、早くもブログの二周目が回ってきてしまい、何を書こうかな〜と思っていたのですが、
先週、代表が「クラブミュージック」や「ネットレーベル」についての話をしていたので、
今回もちょっと音楽の話をしてみようかなと思います。
(またかよ!って思ってくれた方、いつもSeelのブログチェックありがとうございます笑)
前回、僕はクラブミュージックのジャンルの一つ「House」と呼ばれるモノについて、かる〜くお話をしました。
( http://seel-magazine.tumblr.com/post/76729153419 )
今回は僕が現在、DJとして活動する中でプレイの軸にしている「ベース・ミュージック」って音楽について少し紹介します。
ベース・ミュージックって言葉自体、皆さんあまり聞き覚えがないかと思います。
ベースっていうと、楽器の一つとしてのバンドをイメージすると思うんですけど、クラブミュージックにおいてのベースは少し違います。
時代によって、この「ベース」が指す意味は変わっているのですが、もともとはバスドラム808って呼ばれているブーンっていうキックの音がベース・ミュージックを意味する音です。
時おり、低温域が出てる音楽のことを指すこともありますが、
本来はこうした音が用いられる音楽をベース・ミュージックって呼んでます。
で、このベース・ミュージックのルーツとかって話をしていくと、
ブログ5回分くらいはかかってしまうので割愛させていただいて、
具体的にどういう音楽なのよ!って気になる方向けに、
ベース・ミュージックのジャンルについてお話していきます。
先ほども言いましたが、ベース・ミュージックはいわば音楽のくくりの一つ。ロックだとかポップスだとか、
そういった大きなくくりの一つでさまざまに枝分かれしています。
ここで言えることは、音楽全般にも言えることなのですが、
さまざまな音楽のジャンルに影響を受けたり、いろんなカルチャーとミックスされることで、日々新しい音・音楽が生まれてるっていうことですね。
① Dubstep/Brostep
Skrillexというアーティストが爆発的にヒットしたことによって、日本でもDubstep/Brostepという音楽ジャンルが、クラブに行かなくても身近なモノになりました。
車のCMだとか、アニメのサントラだとか、はたまたJ-POPのトラックがそれっぽくなったり。歴史的な部分で言えば、2001年にロンドンの「Velvet Rooms」というクラブで開催されていた「Forward」というクラブイベントで、
2stepのダブミックスにブレイクビーツやドラムンベースの要素を加えた音楽を選曲することが流行したのがダブステップの始まりです。
現在Dubstepのイメージにある激しいワブルベース(ギョギョーン!的な音)を中心に展開されているものはBrostepと呼ばれ、
Dubstepから派生したものだと言われてもいます。
Skrillexなどはこちら側の音ですね。
とまぁ、何が何やらわからないと思うで、
僕のオススメを張っておきますので、とりあえずチェックしておきましょう!
Burial – Untrue (Dubstep)
https://www.youtube.com/watch?v=uDblKjCIRjI
Rusko – Woo Boost (Brostep)
https://www.youtube.com/watch?v=WtMlB-BEMso
② Trap
もともとhip-hopとベース・ミュージックのハブ、ストリートとインターネットのハブとしてTrapというジャンルがあります。
もともと、「Trap」という言葉自体は、英語のスラングでドラッグディール(キメるとハイになるアレの売買)を指す言葉でした。
ですので、もともとはストリートのラッパーたちがドラッグディールに明け暮れる日々をリリックにしたラップでした。
こうしたラップに用いられたトラックがリズムマシンの執拗なスネアの連打音や同じく連打されるハイハットが多用されていました。
時代の流れと共に、EDMのシンセサイザーなどの影響を受け、現在のスタイルになっていきました。
Dubstep同様、現在はさまざまなクラブミュージックの影響を受け、
ラップの入らないTrapであったり、Brostep的なワブルベースが強烈なものもあります。
ということで、これも聞いてみるのが早い!(投げやりになってきた……汗)
T.I. feat. Mac Boney - Trap Muzik
https://www.youtube.com/watch?v=-0CqQdnmHk0
RL Grime – Trap on acid
https://www.youtube.com/watch?v=mAa9cpbyTaU
③ Juke/Footwork
Juke/Footworkはシカゴのストリートで足を激しく動かすダンス=フットワークを踊る時にかけられていた音楽です。
シカゴゲットーハウスの進化・発展系であり、超重低音でテクノ、ヒップホップ、ベース・ミュージックを飲み込み展開されてきました。
BPM(一分間に打ち出されるビートの数)が、160-80-120(三連符)という、3つのBPMを自由に行き交う緩急自在のリズム感が特徴的です。
キックの不規則で予想できない展開や、クラップ、多用される声ネタ・サンプリングにより、絶妙なヤバさ、意味不明感が癖になると言えるでしょう。
Juke/Footworkに関して言えば、聞いてもよくわからない!
けどなんやヤバいな〜って感覚をもっていただけるとうれしいですね。
(言葉で説明するのがだんだん嫌になってきたとかそういんじゃないですよ!笑)
EQ Why – What You Do (Juke)
https://www.youtube.com/watch?v=IWvSrR3G460
Traxman – Footwork inon air(Footwork)
https://www.youtube.com/watch?v=zzOG_v0ituY
と、3つのジャンルにわたっていろいろ見てきましたが、
なんとなくベース・ミュージックについて、わかってもらえたでしょうか??
いやー、ブログ5回くらいもらって詳しく解説したくてしょうがありませんが、次も控えてますので、この辺にして!
紹介した3つ以外にも、Garage,UKBass,Grime,JerseyClub,Drumn Bass,MoomBahtonなどなど、
さまざまなジャンルがありますので、気になった方は是非チェックしてみてはいかがでしょうか!
普段聞くような音楽にも、意外な繋がりがあったりして面白いかもしれません!