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こんばんは。代表のワタナベです。
暑い暑いと言っていたらあっという間に秋っぽくなってきましたね。
個人的にはdon’t summer派なので良きことですが、もう少し夏っぽい感じを味わっても良かったかなと思います。笑っちまうほど何も無いだけです。
さて、7/30の出来事ですがM1グランプリ2015の開催が発表されましたね!時期や詳細は未定ですが、やはりM1グランプリという大会には夢があり、希望があり、葛藤があり、涙があるのです!
どの大会も素晴らしいのですが、私が一番だと思っているのはやはり2007年のM1グランプリ。
前評判としては「スター不在」。キングコングやハリセンボンはTVでもレギュラーのバラエティを持つなどして、知名度は抜群でしたが漫才の評価はそれほど高くありませんでした。また、ラストイヤーだったトータルテンボスも安定感はあるものの爆発力に欠けるのではないか、との評判だったのです。
開始前楽屋ではトータルテンボス藤田が「敗者復活にまくられたらどうする?笑」という発言(DVD購入特典ドキュメンタリーより)をするほどの期待値の低さだったのです。
そんな中決勝がスタート。笑い飯、POISON GIRL BAND、ザブングルといま一歩会場が沸かずでしたが、千鳥のネタ終わりあたりから徐々に笑いが増えていきます。そしてトータルテンボス。安定感を武器に鉄板のホテルネタで勝負します。結果的に前半の消極的点数から大きくジャンプアップし、3位以内がほぼ確定。
キングコングも続きで跳ね、逆にハリセンボンの点数が伸びません。ダイアンは緊張があったのか、間が充分に取れず焦ったような形になってしまいました。
そして、サンドウィッチマンです。
この年の敗者復活には
ナイツ、流れ星、パンクブーブー、ピース、とろサーモン、NONSTYLE、オードリー、麒麟、東京ダイナマイト
などなど、混戦ひしめく敗者復活だったのです。その中で、知名度は決して高くないと言えるサンドウィッチマンが上がってくる。M1のガチさを感じざるを得ません。
サンドウィッチマンのネタは大きな特徴がある、新しいカタチの漫才ではありません。とても強いキャラ漫才でもありません。
間、そしてワードチョイス。それが高いレベルで構築されていたのです。
この決勝は歴史上唯一、敗者復活で敗れた芸人が全員、敗者復活の会場に残り応援した大会でした。それほどサンドウィッチマンの勝ちは明らかであり、またリアルだったということではないでしょうか。
ちなみに僕はPOISON GIRL BANDの2004年決勝で見せた中日のネタが大好きです。
来年から復活予定のM1グランプリに向けて、皆さん1度2001年から復習してみては如何でしょうか!DVDの貸出はワタナベまで!