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Seel STAFF BLOG

カルチャー系フリーペーパーを制作しているSeel編集部のスタッフたちによるブログ。

こんばんは。2年デザインの星野です。

いよいよ冬本番ですね。個人的な話ですが最近狙っていたコートを購入したのでちょっとくらいの寒さは大歓迎のこの頃です。至極どうでもいいですね、すみません。

 



 

話は変わりますが、ついこの前フィギアスケート選手の安藤美姫ハビエル・フェルナンデスが交際宣言したことでお茶の間は話題になっていましたね。

2人の行く末は全く気にならないのですが、私は安藤美姫という人物がとてもおもしろいなぁと感じています。

彼女は去年の4月に長女を出産しているけれど父親は不明、けれど父親候補は6人ほどいるとかいないとか……!

それでもいつの間にかスペインの貴公子と言われる選手と仲睦まじげ。

一部では‘スキャンダル女王’なんて言われていたり。

こんな略歴だけだと図太いだとか男たらしだとか各方面でバッシングを受けそうな素行ですが、個人的にこのような女性が割と好きです。本能のままに生きている姿や、自分では考えられない人生を送っているんだなァと思うと、興味をそそられます。

 


というわけで今回はそんな‘小悪魔的女性’が登場する物語を紹介したいと思います。(先週のブログとやや被ります、ごめんなさい)

まずこちら。

『あそびあい』新田章




こちら内容云々の前に表紙のポップな雰囲気に惹かれて購入してしまった漫画です。あらすじはピュアボーイの山下くんは、いろんな男性と関係持っているを小谷さんにどうしようもなく恋をしてしまいます。山下くんもそんな大勢の中の1人になってしまうのですが、やっぱり彼女を独占したい!小谷さんの「楽しいこと(=関係を持つこと)逃すの、勿体ないじゃん」という考えと、山下くんの健気な「好きな人とだけ」「お互い特別だって思えないと」という交わらない考えがなんとも切ない。

一見小悪魔的に思える小谷さんですが、罪悪感など微塵も感じていないところが物語のミソだと思います。「え?本能のまま生きることの何が悪いの?」と言わんばかりのセリフが目立ちます。例えば、山下くんの「俺が他の人と遊んでも何にも感じないの?」的なセリフに対して




 



 

ばっっっっっっさり!!!なんと残酷な!!!こちらまで切なくなりますね。

清々しいほどのセリフに逆にピュアさを感じてしまいます。なにも彼女を悩ますことはないのでは…とさえ。



 

こちらの作品、書店でぱったり見なくなっていたのですが、最近重版されたみたいでちらほらとまた見かけるようになりました。小谷さんが小谷さんなのでドロドロとしないあっさりとした内容です。おすすめです。

 


続きまして

痴人の愛谷崎潤一郎

 

 

履修した授業の関係で仕方なく読むことになったのですが、周知のとおり近代日本文学を代表する小説

 

家の本です、とても面白い話でした。

有名な作品なのであらすじやらコメントをするのもおこがましいですが、簡潔に言うと「女の魅力を使って色んな男性と交わりつつ、自分の恩人かつ夫である主人公を堕落させていくナオコという女性の話」です。ざっくり。

こちらは先ほど紹介した小谷さんとは違い、確信犯ビッチです、ちょっと卑怯だったりします。自分が如何に魅力的かをわかった上で寄ってくる男性を弄びます。

 

 




そして最後に

『クズの本懐』


こちらも表紙買い。いやあ、女の子が可愛い可愛い^^

つい最近新刊が出たのですが作者様の画力が向上していらして(何様)、もう本当女の子が可愛い。。。

あらすじは、花火(表紙の女の子♡)は長年仲良くしている近所の‘お兄ちゃん’であり自らの担任の先生に恋をしている。けれどそのお兄ちゃんが想いを寄せるのは同期の皆川先生。花火は報われない想いのさみしさから皆川先生に恋をする麦という同級生と仮面の恋人同士になる約束をする……そんなところから物語は始まります。

タイトルにある‘クズ’という言葉。初めはそこまでクズクズしい人間模様やらが描かれないのですが

皆川先生の本性が明らかになったあたりからヒドいのです。

彼女は誰かに愛されている、好意を持たれている男性(いわゆるお墨付きを得てる人間)を奪うことで快楽を得るというちょっと歪んだ性格の持ち主。もちろん色んな男性を手玉に取っています。

そして花火の大好きなお兄ちゃんだって、花火のお墨付きがあるがためにアプローチを仕掛けます。




 

 

あら怖い!でもなぜか憎めない!それが皆川先生という人間の本能だから、というのを本作で痛いほど感じるからです。

 

 



 

最近思うところがあって、こんな身の丈に合わない内容を書いてしまいました。

 


でもどんなに本能に突き動かされて色んな関係をもって、本人も楽しい!満足!となったとしても女性という時点で、女性側に不利益が生じているように感じます。

結局はいいように使われている、とでもいいましょうか……。

 


私が紹介した3作品はかなり趣向のちがう小悪魔的女性です。どう感じるかは人によってかなり意見が分かれるかと思います、ぜひご一読ください。

駄文ですが読んで下さりありがとうございました。