秋に読みたいおすすめ小説
はじめまして。
一年の鈴木です。
9月にもなり、涼しい日が続いていますね。
夏の暑さが終わり、快適に過ごしやすくなってきました。
そして、街中もだんだんと秋めいてきたように感じます。
さて、秋といえば、みなさまは何を思い浮かべるでしょうか。
食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋......
紅葉やお月見、ハロウィンなど、イベントが盛りだくさんです。
その中でも、私がお勧めしたいのが読書。
秋の夜長にぴったりな小説を紹介したいと思います。
まずは、この一冊。
辻村深月さん『ゼロ・ハチ・ゼロ・ナナ』
“30歳”という岐路の年齢に立つ、かつて幼馴染だった二人の女性。都会でフリーライターとして活躍しながら幸せな結婚生活をも手に入れたみずほと、地元企業で契約社員として勤め、両親と暮らす未婚のOLチエミ。少しずつ隔たってきた互いの人生が、重なることはもうないと思っていた。あの“殺人事件”が起こるまでは…。(「BOOK」データベースより)
女性同士の友情や、母娘関係の描写が生々しく描かれています。様々な感情が散りばめられ、温かく切ない物語です。
続いてこちら。
貴志祐介さん『青の炎』
秀一は湘南の高校に通う17歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹の三人暮らし。その平和な生活を乱す闖入者がいた。警察も法律も及ばず話し合いも成立しない相手に秀一は自らの手で殺害することを決意する。(「BOOK」データベースより)
完全犯罪に挑む少年の哀切な心情が、精妙な筆致で描かれています。貴志作品の特徴の一つでもありますが、描写がとても詳細かつ丁寧なので、物語の世界に入り込みやすいと思います。
どちらの小説も一気読み間違いなしです。是非、手に取ってみてください。
それでは。