Seel STAFF BLOG

カルチャー系フリーペーパーを制作しているSeel編集部のスタッフたちによるブログ。

桜の季節はすぐ目の前

こんにちは。広報1年の中嶋です。

まだまだ寒い日が続きますが、ぽつぽつと暖かい日もあり、体調には気を付けていきたいですね。

それにしても、春が待ち遠しいと思います。春の楽しみといえば「さくら」。

以前までお花見になんてまったく興味がなかったのに、ここ数年はこの季節になると桜の花が咲くのを心待ちにしています。年をとったのでしょうか?というわけで、今回は少し早めですがさくらをテーマに進めていきます。


まずは、歌。桜にまつわる歌って多いですよね。森山直太朗やら、コブクロやら。
ですが、今回は星野源の「桜の森」という歌を紹介します。シングルでも出ていますが、「YELLOW DANCER」のアルバムで、インスト「Nerd Strut」から続けて聞くのがおすすめです。この楽曲は、エレキベース以外すべて自身の演奏だとか。


星野 源 - Crazy Crazy/桜の森 【MUSIC VIDEO & 特典DVD予告編】

Nerd Strut」で主にメロディーを担当するがマリンバという楽器で、木のぬくもりが優しく響くのが特徴です。とても、春らしい音色だと思います。ぜひ、耳に暖かく響く演奏を楽しんでから、「桜の森」を聞いてみてください。

 

それから、「桜の森」ということば、なんだかいいですよね。このタイトルに関連して、つぎは、小説を紹介します。

坂口安吾の「桜の森の満開の下」という短編小説です。傑作ともいわれるこの作品の中では、満開になった桜の森のしたでは、気が狂ってしまい恐怖の対象だったと書かれています。これまでもっていた桜のイメージと違くて驚きましたが、ラストは胸にずしんとくるものがあります。さくらが別れと結びつく、日本人ならではの感性に響くものなのかな、と思いながら何度も読み返しています。

http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42618_21410.html

青空文庫にあって、それほど長くないので興味があったらぜひ。

 

最後に、私が「桜の森の満開の下」を読んで、思い浮かべた場所について。

六義園の枝垂れ桜です。お昼ももちろん綺麗ですが、夜の景観が格別。

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今年は3/22(金)~4/7(日)に、ライトアップした枝垂れ桜に出会えます。ソメイヨシノより少し早めですね。

http://teien.tokyo-park.or.jp/special/yozakura/rikugien.html


この季節、どうしても不安から先のことを考えてしまうことも多いと思います。ですが、今近くにいる人たちとの時間を大切にするのもいいのではないでしょうか?桜の咲く季節は意外とすぐやってきてしまうものです。それでは。