Seel STAFF BLOG

カルチャー系フリーペーパーを制作しているSeel編集部のスタッフたちによるブログ。

ごめんね金木犀

こんちは。2年デザイン足立です。

 

秋学期です。始業前には満ち足りていた勉学に対するやる気も、金木犀の匂いを嗅いだら何処かへ消えて行きました。でも季節のせいにするのは良くないですね。悪いのは脆弱なやる気しか持てない私なのですから。今度金木犀を見かけたら心の中で謝っておきます。

 

 

気がついたらネガティブな感じになってしまいましたが、そろそろ今日の本題に入ろうかと思います。

 

 

今日は映画の話をしようかと思います。夏の終わりと秋の始まりである今にピッタリな切なさと清涼感のある映画です。

 

 

 

〜この映画のあらすじ〜

東京。サラリーマンの亮平(東出昌大)は会社にコーヒーを届けにきた朝子(唐田えりか)と出会う。真っ直ぐに想いを伝える亮平に、戸惑いながらも惹かれていく朝子。二人は仲を深めていくが、朝子には亮平に伝えられない秘密があった。亮平は、かつて朝子が運命的な恋に落ちた恋人・麦(東出昌大)に顔がそっくりだったのだ……。

 

予告編→https://youtu.be/eMxAm1n083Q

 

 

「顔が好きだから付き合った」「顔がタイプ」の究極系である本作。恋愛映画ありがちの「愛さえあればなんとかなるよね」イズムはなく、淡々と愛とはなんなのか、ということを問い詰めていく。のんびりした映画かと思いきや、意外と読めない展開とホラー的演出で観客を飽きさせない。これは見ないとわからないので是非見て欲しい!!!

 

 

 

 

物語の理解力が高すぎるtofubeatsの主題歌「RIVER」も最高ですこの曲単体だけでも本当に素晴らしい楽曲なので是非聞いて欲しいです。(映画を観た後に「RIVERを聞くと、初めて聞いた時とはだいぶ違った印象を受けると思います。そこが面白い!)

 

Riverhttps://youtu.be/APyYqRFbIFE

 

人の数だけ愛の形があるので、この映画の解釈や感想も人によって様々だと思います。しかし、そこにこそ映画の面白さがあると思います。例えば、カンヌでは和製ホラーだと解釈されたそうです。分からなくもない笑。

 

 

映画『寝ても覚めても』は今もシネクイント等で絶賛放映中です。授業のやる気がなくて困った時は、たまには全く知らい映画を観にいくのもいいんじゃないでしょうか。

 

Seel Vol.33鋭意制作中です。部員一同、必死になって作っているのでお楽しみに……。

 

それでは。