Seel STAFF BLOG

カルチャー系フリーペーパーを制作しているSeel編集部のスタッフたちによるブログ。

死に愛された少女。

 

こんにちは。

秋からSeelに入りました、1年広報の古木実和と申します。

年末にブログ担当のため、年内最後のブログを書くことを危惧していましたが、

ギリギリ免れました。笑

 

先日、1年ぶりくらいに宝塚・月組の「エリザベート」を観てきました。

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麗しい…!

人気演目の上に、トップ娘役:愛希れいかさん(愛称:ちゃぴ)の退団公演ということでライブビューイングでの観劇。

二階のS席で観るよりもライビュのほうがはっきり見えるので、1度だけの観劇なら意外とこっちの方が良かったりします。

舞台上の足音とか役者の息遣いまでマイクが拾ってくれるのもポイントが高い。

 

…本題からずれそうなので軌道修正。

退団されてしまった愛希さんですが、今後は女優として活動されるそうで、

来年帝国劇場での「エリザベート」で再びエリザベートを演じられることが決まっています。

そこで、観たことがない方のために来年の予習ということで愛希さん演じるエリザベート神ポイントを紹介したいと思います。

以下愛希さんのことは敬愛を込めてちゃぴと書かせていただきます。

 

まずはあらすじを。

 

19世紀末のウィーン。
若き皇帝フランツ・ヨーゼフが我が妻にと選んだのは、
自由な心と魂を持つシシィ(エリザベート)だった。
一目で惹かれ合い、固い絆で結ばれたかに見えた2人だったが、
その愛はハプスブルク王朝の破滅への序章であった。

自由を愛するエリザベートにとって、宮廷での暮らしは苦痛以外の何ものでもない。
姑の皇太后ゾフィーが取り仕切る宮廷では、自身の子供を自ら養育することも叶わなかった。

ある日、自分の美貌が武器になることに気付いたエリザベートは、
自らを完璧に磨きあげ、ハプスブルク帝国の皇后として栄華を極めてゆく。
エリザベートが望みを叶えたのも束の間、彼女のまわりには、夫の不義、国民の誹謗中傷、
愛する皇太子ルドルフの死と、不幸の影がつきまとう。

そして、それらの不幸と共に彼女の前に現れるのが黄泉の帝王“トート=死”。
トートはエリザベートが少女の頃から彼女の愛を求め続け、
彼女もいつしかその愛を意識するようになっていた。
しかし、その禁じられた愛を受け入れることは、自らの死を意味することであることも、
エリザベートは知っていた。

滅亡への帳が下りる帝国と共に、エリザベートの“運命の日”は迫っていた・・・。

(帝劇 エリザベート公式サイトより)

 

ちゃぴ 神ポイント1

15歳の少女時代から始まって、暗殺される45歳までを描いているのだが、

めちゃめちゃ無邪気に綱渡りとかして遊んでいた少女から徐々に大人になっていて

きちんとその過程が見てわかるのが凄い。声の出し方も違う。

 

ちゃぴ 神ポイント2

有名なエリザベートの絵画の格好で出てくる「鏡の間」のシーンで麗しすぎて固まる。

エリザベートは美貌の持ち主で172㎝、ウエスト50㎝と言われていたが、ちゃぴの体系はそれに限りなく近くまさしくエリザベートである。

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ちゃぴ 神ポイント3

”死”に頼らず、自分らしく生きることを選ぶ、「私だけに」を歌うシーン。

これを歌いたくてエリザベートで退団する娘役は数知れず。

力強く歌い切ったちゃぴは晴れ晴れしていたけど、歌い終わりにリアルに倒れ込んでいて、本当に全力出し切ったんだと伝わってきました。

かっこよかった。

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ちゃぴ 神ポイント4

元男役だから、大人になってからの凛とした女性の部分がかっこいい。

死神トートを拒み、冷たくあしらったり、決断する時のエリザベートの潔さや、動作然り。

そんな強いエリザベートだからこそ、人に裏切られて、絶望していく彼女がより弱弱しく、対比的に映って見える。

 

 

ちゃぴのエリザベートにフューチャーして紹介しましたが、今回の月組エリザベートはほかの登場人物たちも特に個性豊かに作っていて過去1で好きなエリザベートだったのでいろいろ紹介したいのですが長くなりすぎるので、泣く泣く割愛します。

ぜひこれを参考にしていただきつつ、劇場に足を運んでいただきたいです!

それでは。