Seel STAFF BLOG

カルチャー系フリーペーパーを制作しているSeel編集部のスタッフたちによるブログ。

全力で脱力。報道バラエティーの世界

 

こんばんは、代表の山下です。
2016年もあとちょっとですね。みなさんは満足のいく1年を過ごすことができましたでしょうか? 過ごせた人も、過ごせなかった人もいい年越しができることを願っています。
僕はSMAPの解散に涙を流しながら、2017年を迎えたいと思います。

これからの季節といえば、おもちですよね。ベタに砂糖じょうゆやきな粉なんかで食べるのもいいですし、ちょっと外して納豆とかスイーツと合わせて食べてもいいですね。
ちなみに僕は小さい頃におもちを喉に詰まらせたトラウマがあるので、食べることができません。
みなさんは詰まらせることなく、美味しくいただいてください。

さて今回はある報道バラエティー番組について紹介したいと思います。

「報道バラエティー」と聞いて、頭に?を浮かべた人もいるかもしれません。報道とバラエティーが一緒の番組で行われるなんて、おかしいですもんね。

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その番組は『全力!脱力タイムズ』という番組なのですが、この番組はあくまで“報道番組”というスタンスで行われています。世界各国から集められる“思わず脱力してしまいそうな”「脱力ニュース」を有識者たちが解説していく形式の番組で、ここまで聞くと普通の報道番組かと思うでしょう。

しかし面白いのが、出演する有識者たちが番組で取り上げているテーマを解説すると見せかけて、強引に自分の得意分野の全く関係ない話の解説をし出すのです。

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(写真は、侵入生物専門家・五箇公一先生。このときのテーマは授業料についてですが、五箇先生は殺人ダコについて解説しています。)

この番組は毎回一人のゲストと一人のお笑い芸人がゲストコメンテーターとして出演するのですが、有識者たちだけでなく、司会のアリタ哲平や出演するゲストもめちゃくちゃなことしかしません。

そのため出演するお笑い芸人たちは唯一まともな人という立場でツッコみ続けるのですが、他の出演者のめちゃくちゃさはもはや制御不能。
芸人たちは「この番組は報道番組ではなく、バラエティー番組だ」と訴えるのですが、司会のアリタらはめちゃくちゃなことしかしないのにもかかわらず、「報道番組」というスタンスを一切崩そうとしません。

また特集コーナーもこの番組の魅力の一つと言ってもいいでしょう。
ブラックマヨネーズ・小杉へのインタビューでのハゲいじりやゲストのMY HEROを紹介するVTRでのモノマネ芸人によるモノマネショー、そして滝沢カレンのとんちんかんなナレーションなどはこの番組には欠かせません。

個人的に面白かった回は、2016年11月13日放送の回です。
ゲストに菅田将暉とピース・綾部祐二が出演した回なのですが、NYへの進出を発表した綾部に対して「通訳」をつけて進行をしていく、まさかの“ハリウッドスター”扱い。
綾部も「通訳はいらない」とツッコむのですが、受け入れてもらえず。
その通訳が綾部に関するゴシップをうまいことイジっていくシーンは、2016年のテレビ番組の中で僕が一番笑ったシーンと言っても過言ではありません。

この番組は毎週金曜23:00に放送していますので、興味ある方はぜひご覧になってください!

2017年はどんな年になるのでしょうか。
平和に暮らすことができれば、僕は満足ですね。
良いお年を! さよなら!