Seel STAFF BLOG

カルチャー系フリーペーパーを制作しているSeel編集部のスタッフたちによるブログ。

舞台行ってきました

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始めまして、1年の羅です。

噂のブログ担当もとうとういままで文章を書くことを避けてきた私のところに回ってきました。

緊張してます。

ちゃんと過去のブログを見たら、コンパクトに収めた文章もちらほらあるので、短めにまとめたいと思います。頑張ります。

温かい目で見てください。

今週で夏休みが終わり、秋学期に入りました。時間が経つのは早いですね。もうすっかり秋が来ました。そろそろタンスのなかにしまい込んでたパーカーたちを出さないと半袖じゃ寒さをしのげないですわ。

さて、本題に入ります。

先日、舞台を見に行きました。シェイクスピア原案の「オセロー」です。

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迫力が凄かったです、面白かったです。

この「オセロー」は四大悲劇の中の一つとして有名で、1602年に書かれたとされる作品です。(ほか三つは『ハムレット』、『マクベス』、『リア王』です。)劇中出てきたキャラクターたちの心理がかなりはっきりとした感じで、シェイクスピアの作品の中ではとても平明でわかりやすい話の構造と言われています。

知ってる方もいると思いますが、物語のあらすじを軽く紹介します。

ヴェニスの軍人のオセロが長老の娘デズデモーナと恋に落ち、結婚。ずっとオセロを取り除こうとしていた狡猾な旗官イアーゴーは二人の仲を引き裂こうと、デズデモーナが副議長キャシオーと密通な関係を持っていると伝え、そして、オセロがデズデモーナに送ったハンカチを盗み、キャシオーの部屋に置い。オセロはそれを信じ、怒りで妻を殺した。そこで、イアーゴーの妻のエミリアからハンカチを盗んだのは夫であること聞き、後悔しながらデズデモーナの側で自殺をしたという悲しい結末です。

いままでと違うのは、今回の舞台では観客の視点をイアーゴーのストーリーラインに移し、事件の計画から手配、そして実施まで隙なく表現したところです。これにより、観客は主人公であるオセロの後ろで起こったことをすべてはっきりと把握することができます。オセロがイアーゴーの手のひらで転がされるのを見ている間に、イアーゴーの知謀をめぐらすイメージもわかりやすく描かれています。そして、演者がそれぞれのキャラクターを理解しているからこそできる表情はまさに迫力満点です。

さらにすごいのが、演者たちが客席の裏側から花路を通ってステージにあがったり、兵士が真ん中の通路から駆けつけ、報告をし、そしてまた通路から裏に戻るなど、観客もオセロの世界に入り込んだような演出があって、とても面白いです。

公演が9月26日までやっておりますので、気になる方は是非劇場へ足を運んでください!

ちなみに、ボードゲームのオセロの名前もこちらから来たそうです。

それでは、また。

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