Seel STAFF BLOG

カルチャー系フリーペーパーを制作しているSeel編集部のスタッフたちによるブログ。

花束を手に

こんにちは。営業2年の渡辺です。今号の制作も大詰めになってきました。

夏休みに、国立西洋美術館で開催されたアルチンボルド展に行ってきました。

f:id:seel-magazine:20171014112924j:plain

アルチンボルドは、野菜や生き物、書物などを複雑に組み合わせた寄せ絵が特徴です。日本ではだまし絵として知られています。代表作「四季」の春、夏、秋、冬と「四大元素」の大気、火、大地、水が日本で初めて展示されました。「四季」と「四大元素」は対応していて、そのことがわかりやすく展示されていました。それぞれ見比べることができて楽しかったです。

なかでも、宮廷の法学者を描いた絵が印象的でした。

f:id:seel-magazine:20171014112956j:plain

いそう!

また、アルチンボルド以後の画家の作品も展示されていて、後世に影響を残したことを感じられました。

アルチンボルドも植物を描いた作品がありますが、先日行った個展も植物をテーマにしていました。西武渋谷で開催されている、たなかあずささんの「植物化計画」です。

f:id:seel-magazine:20171014113549j:plain

迫力があるいっぽうで繊細さもあり、不思議な気持ちになりました。

個展にかすみ草を持っていきました。

f:id:seel-magazine:20171014113615j:plain

今まで花束を人に贈ったことがなかったのですが、なんだか大人になった気持ちになります。

これからの季節、ちょっとした贈り物にいいかもしれません。それでは。

未知との遭遇

こんにちは。デザイナー2年の前田です。今号もはりきって制作しているので、発刊したら是非お手にとってみてください。

 

Seelのようにカルチャー誌を制作するサークルというと、「バイオレンスなら時計仕掛けのオレンジ」「山野一も知らないでねこぢる好きとか笑」「フリッパーズはヘッド博士こそ至高」などといった見識の狭いカルチャー談義を自慢げに常時行っているような印象かもしれません。浅はかな虚栄心を持つのは嫌ですね。Seelはもう少し住みよいサークルです。しかし、恥ずかしながら私個人に関していえばこのように浅薄な知識しかない分野があります。それは、映画です。

 

今までは宇多丸町山智浩の映画批評から得た知識でなんとか映画の話題をしのいでいましたが、今号の制作に入り「先輩となった身でこの体たらくは良くない」と思い至りました。そこで、実際に映画を見てまいりました。

 

一作目は「ファンタスティック・プラネットhttps://youtu.be/fTwQlfKpi-A)」という映画です。この映画は「禁断の惑星(https://youtu.be/Rau8BHBark4)」という楽曲に使用されていることで知った作品なのですが、とにかく絵と音楽が怖い。圧倒的に子供に嫌われるビジュアルをした生物しか出てきません。

f:id:seel-magazine:20171007152517j:plain

怖いですね。ストーリーとしては異種生物間の抗争といったところでしょうか。この映画を見た後に「禁断の惑星」を聴くと、なぜ使用したのかがよくわかると思います。タイトルとなった「禁断の惑星」だけでなく、この曲に使われている他の映画も見てみたいです。

 

二作目は「不思議惑星キン・ザ・ザ(https://youtu.be/1Z1frejnIrE)」です。地球人と異星人とのふれあいを描いたコメディなのですが、この作品は本当に大好きな映画になりました。

f:id:seel-magazine:20171007152557j:plain

f:id:seel-magazine:20171007152614j:plain

クー!愛くるしいですね。基本的にこの四人のドタバタ珍道中が続くのですが、ソ連時代の作品なだけあって社会や政治に対する風刺がちりばめられています。また、この作品は一貫して異星の風景として差別を映し出しています。差別を「楽しい」ものとして肯定する異星人と地球人の考え方の相違は、ユーモアの中でとても寂しいものでした。とはいえ全編設定ゆるゆるで進むほっこり映画なので、気軽に観られる素敵な作品です。

 

やっぱり知ったかぶりで実経験せずに頭でっかちになるのは良くないですね。一歩踏み出してみれば、今回みたいに新しいカルチャーとの出会いがあるかもしれません。カルチャーへの扉になれる雑誌を作るべく、これからも色々なことを体験してみようと思います。

 

長くなってすみません。校正前なので許してください。終わりで〜す

f:id:seel-magazine:20171007152643j:plain

無料で東京を一望

こんにちは、営業の七尾です。
学校が始まって1週間経ち、だんだん登校するのに慣れてきました。この調子で後期、がんばっていきたいと思います。

 

今回のブログはおすすめスポットの紹介です。

 

場所は新宿、東京都庁

f:id:seel-magazine:20170930010605j:plain

 

この建物、みなさんも一度は見たことがあるのではないでしょうか。左右対称で高くて、そびえ立つ感じがかっこいいです。
2016年の紅白歌合戦のときには椎名林檎さんがここで歌っていました。とても印象に残っています。

 

そんな東京都庁は外見の美しさだけではなく、展望室があって無料で登ることができます。展望室は高さ202mのところにあり、エレベーターで上まで登っていくと、ぐるっと一周東京のまちを見渡すことができます。

 

f:id:seel-magazine:20170930010745j:plain

 

写真には写ってないですが東京タワーやスカイツリー、建設中の国立競技場などいろんなものが見れておもしろかったです。私が行った時、周りはほぼ外国人観光客の方々でグローバルな感じも味わえました。

 

冬の天気のいい日には富士山も見えるみたいです。23時まで開室しているそうなので夜景もを見るのにも良さそうです。

 

ぜひ行ってみてくださいね。

インドの「tara books」が気になる。  

お久しぶりです。代表の中村です。最近一皮むけました。 夏も終わりにさしかかって、心なしか空気が乾燥し始めてきたような気がします。その影響かはわかりませんが、左手がなんだか恐ろしく荒れています。本格的に乾燥する季節になる前にはやく治さないと。 さて今回僕が紹介したいのはインドの出版社「tara books」です。

f:id:seel-magazine:20170923141542j:plain

きっかけは池袋のジュンク堂で発見したこの一冊の本でした。独特な雰囲気のフォークアートで装丁された大判の、見た目だけなら本当になんの変哲もない本でした。しかし家に帰ってみてもどうしても頭から離れず、何やらこの『夜の木』ただならぬ魅力がある気がするぞ、となり調べてみたところ、「tara books」にたどり着きました。 f:id:seel-magazine:20170923141628j:plain

tara booksは、インドの南部にぽつんと存在するとても小さな出版社です。ギータ・ウォルフという女性の方がたった一人で創立し、従業員数は現在も数えるほど。しかしこれだけの情報だけでは「ただの小規模な出版社じゃん」と思われることでしょう。最大の特徴は、すべての本が(厳密にはすべてではないですが)ハンドメイドで作られていることです。もちろん、冒頭で紹介した『夜の木』も。しかも、一度に数十部程度ではなく、約5000部も作るというから頭が下がります。シルクスクリーン印刷で作られているので、例えば10色使われているページでは、同じ工程を機械に頼らずやはり10回繰り返します。注文される部数のことを考えると気が遠くなります。実際、大口注文を受けた際には、「届けられるのは半年後になりそうですが大丈夫でしょうか」と聞くそうです。

f:id:seel-magazine:20170923141703j:plain

なぜそのような状況にあっても製作ラインを機械化したり従業員数を増やしたりしないのでしょうか。それは、ギータ・ウォルフ氏の「ちいさくあること」という理念に基づいて会社を経営しているからです。確かに、前述したような改良を行えば作業は圧倒的に楽になりますが、それにより失われてしまう従業員同士の「コミュニケーション」や、手作業によるインクのにじみや掠れなどの「偶然が生み出す温かみ」に重きを置いているのです。 そのようなバックグラウンドがあるからこそ、僕はジュンク堂の片隅にぽつんと平済みされていた彼らの本に惹きつけられたものだと思います。今は金欠なので手が出せないのですが、近いうちに絶対!買いたいと思っています(今売られている分がなくなると、入手がとても難しくなるとのこと)。紙からはほんのりインドの南風の香りがするそうです。嗅いでみたい。

ペーパーメディア in Korea

こんにちは。2年広報の中嶋です。9月も半ばということですが、大学生である私たちはあと5日ほど夏休みです。まさに大学生が「人生の夏休み」と喩えられる所以ですね。

 

さて私の夏休みというと、8月中は学校の研修で韓国・ソウルにいました。

韓国でも日本のカルチャーは浸透してます。

例えば漫画。『名探偵コナン』や『ワンピース』、『ドラえもん』といった定番どころはもちろん、『となりの関くん』などのギャグ漫画、日本でも最近読者の多い『弱虫ペダル』や『黒子のバスケ』など種類も豊富。さらに日本で発刊後、比較的すぐに翻訳されて韓国でも読まれているそう。

f:id:seel-magazine:20170914215224p:plain

タイトルはだいたい日本語の原題をハングル表記にしてるものが多いようでした。ただ言葉の都合で若干ちがうものも。 

例えば、『ドラえもん』も도(ト)라(ラ)에(エ)몽(モン)、そう「トラエモン」ですね。韓国語だと文頭でタ行の濁音が表現できないのでこうなっているようです。ただ、タイトルの可愛らしさはそのまま、むしろ個人的にはハングル表記の方が好きです。

また「じっちゃんの名にかけて!」のセリフで有名な『金田一少年の事件簿』。

 

f:id:seel-magazine:20170914215248p:plain

タイトルの黄色い字のところは「소년탐정=少年探偵」とそのままなのですが、彼の名前が김(キム)전(ジョ)일(ニル)、「キムジョニル」です。金田一をハングル読みするとこんな読み方になります。あとから知ったのですが、こちらは日本でもネット上でちょっと話題になったタイトルらしいですね。

本屋さんの日本の漫画コーナーにはたくさんの人が。中には、日本では見かけないおまけ付きの単行本もあってお土産として購入している友達もいました。日本語のと読み比べたりしたら面白そう。

 

紙媒体つながりですが、韓国にもフリーマガジンがありました。それがこの『Oh Boy!』。f:id:seel-magazine:20170914215305p:plain

環境保全・動物保護がメインメッセージとしてあるらしいですが、扱うテーマはさまざま。有名なフォトグラファーさんが編集長で芸能人が登場することもあるそう。本誌はフルカラーでかなりの厚さ。専用のストアがあり、バックナンバーは400円程度で販売してました。日本にもなんどかポップアップストアがオープンしているそうなので、また来るかも。興味がある方はぜひ。

https://www.instagram.com/ohboyjapan/

ということで、今回は韓国で見つけたコミック&マガジンカルチャーを取り上げていきました。ぜひ、韓国に行く際は注目してみてくださいネ。

 

気づいたら2017年下半期ももう少しで半分。最後に、個人的に最近お気に入りのVOGUEのサイトに載っているしいたけ占いの2017年下半期ver

( https://voguegirl.jp/horoscope/shitake2017-h2/ )を紹介します。特に説明はしませんが、結構内容が面白いと思うのでぜひ見てみてください。それでは。

 

みどりとあか

こんにちは。デザインの津久井です。

9月に入って大学生の夏休みもすぐそこに終わりが見えてきました。

あっという間かと聞かれればあっという間だし、あっという間じゃないと言われればそんな気もする。そんな感じの夏休みだったという方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな9月のお散歩についてお話ししたいと思います。

あともう少し時間が経てば紅葉の秋が来て、公園をのんびりお散歩してみたり、写真を撮るのが好きな人はあかい紅葉の葉っぱを求めてお出かけしてみたりと、公園びよりになりますよね。

わたしも早く紅葉の葉っぱがしげる公園をお散歩したいなあ、と思っているのですが いまの時期の公園もとっても素敵だということをご存知ですか?

わたしが最近行った小石川後楽園では、緑の生い茂る中に秋がやってこようとしていて、夏とも秋とも違った緑と赤の景色がありました。そんな公園で写真を撮れば、f:id:seel-magazine:20170909010619j:plain

こんな感じに!

同じ木に夏と秋が混ざり合っていて、夏にも秋にもみることができない、9月という狭間の季節だからこそみれる風景が。

また、こんな風にf:id:seel-magazine:20170909010657j:plain

池にはカモが家族で仲良く泳いでいるかと思えば、f:id:seel-magazine:20170909010727j:plain

すっぽん。

すっぽんって普通の公園にいるんですね‥!びっくりしました。

みなさんもぜひ9月の公園で一息ついてみてはいかがでしょうか。きっと秋が見つかりますよ。

では。

島と星座とガラパゴス

みなさん、こんにちは。
広報2年の関です。

大学生の夏休みも後半に入ってしまいました。認めたくないです。

そこで今回は
まだまだ遊び足りない、夏の最高の思い出が欲しい、そんなアナタに
ヨコハマトリエンナーレ2017 島と星座とガラパゴス」を紹介します。

 

f:id:seel-magazine:20170902212419j:plain

ヨコハマトリエンナーレは、3年に1度横浜で開催される現代アートの国際展です。
横浜美術館横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館(地下)の三箇所で行われていて、とても見ごたえのあるアート展です。

しかもこのアート展、1枚のチケット(学生は1200円)で3箇所を回ることができるお金のない学生に優しいアート展なのです…!

お金がなくても現代アートに触れ、考える場があることは素敵なことではないでしょうか。

さらに、一度チケットを買えば、それぞれの会場に行くのは同日ではなく会期中であれば別日でも良いのです。

同じ会場に何度も入ることはできませんが、3箇所を別日に回ってもいいというのは体力面にとても優しい…


実は私自身まだ赤レンガ倉庫の会場にしか行っていないので、
今回は、私が訪れた赤レンガ倉庫の会場について紹介したいと思います。

赤レンガ倉庫の会場はとにかくユーモアたっぷりでした!

f:id:seel-magazine:20170902212455j:plain

こちらは公式ホームページでも見所として紹介されている、
クリスチャン・ヤンコフスキーの「重量級の歴史」というもの。
会場ではレスラーたちが銅像を持ち上げる様子が動画で見られます。
このレスラーたちは写真の銅像以外にも様々なものを持ち上げていました…

この他にもテレビやドライヤーなどの生活の中にあるものだけを使った音楽や、
油絵のみで描いた作者のおばあちゃんの家など、
普通の美術館ではあまり見られないようなものが多く展示してあります。


会場全体の内容量や一つ一つの作品に圧倒されました!

3年に一度なのでこの機会にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。