Seel STAFF BLOG

カルチャー系フリーペーパーを制作しているSeel編集部のスタッフたちによるブログ。

きっかけはふとした時に。

はじめまして、デザイン1年の関根です。

先日、SFFhttp://sff-web.com)に参加させて頂きました。多くの人に手にとって頂きありがとうございます。

vol.30『街』は残念ながら受賞することは出来ませんでした。しかし多くのフリーペーパーサークルと交流ができ、たくさんの刺激を受けることができました。

来年こそは表彰してもらえるよう、更にクオリティの高いものを目指して頑張ります!

さてさて、

私はいつも新しいアーティストを見つける時、どこかのランキングを見たりテレビで見つけるのではなくふとした時に聴こえてきたところから発掘しています。今回はそんな見つけ方をした2組のアーティストを紹介します。

1人目がこちら、

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ビッケブランカです。

こちらのCM、ちょっと前にテレビで沢山流れていて目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。3曲目に使われているのがビッケブランカの曲です。

https://youtu.be/0YqajvRlLJ8

彼の特徴といえばなんと言っても美しいファルセットボイスです。彼は裏声を共鳴させ、地声と裏声の移行をスムーズに行って高音を出す他人には真似のできない歌唱法を編み出しています。

自分は音痴なのでこんなきれいな高音、羨ましいです…

彼の中で一番のオススメ曲は

https://youtu.be/EOuN-_TpIPE

こちらの『ファビュラス』です。

とてもポップな曲で、気分が上がらないときなどに聴いてテンションを上げています。

続いて紹介するのがこちら。

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5人組バンド『FAITH』です。

彼らはApple Musicで適当なプレイリストをかけていた時に見つけました。

歌詞が英語で曲調も爽やかでかっこいいなと思い、調べてみたらなんと、現役の高校生でメンバーのうち3人が日米のハーフ!

なんと高スペックなバンドなんでしょう…

今年の『未確認フェスティバル』ではファイナリストにもなっています。

自分よりも年下にこんな素晴らしい人たちが出てくると自分も年をとったなぁと実感しますね。

そんな彼らのオススメ曲は

https://youtu.be/UB9T3-dPUWU

『summer』です。

この曲を高校生が作ってるとは思えません、かっこ良すぎです。

全国デビューしてからまだ日が浅いのでこれからが楽しみです。

2組紹介しましたが、両方共些細な事がきっかけで出会いました。カルチャーって聞くととても難しいものな気がしますがとても身近なもので出会いは色々なところにあるものなんだと思います。

なんとなくまとまったのでこの辺で。

ではでは。

自然を、いただく。

 

こんにちは、はじめまして。広報一年の後閑です。最新号のvol.30「LIVE」、おかげさまでSPF立教大学文化祭)にて多くの方に手に取っていただきました。ありがとうございます。今後も配布や設置等行っていきますので、最新情報はTwitter→@Seel_magazineにてチェックしてみてください。よろしくお願いします。

 

今回Staffブログを初めて書くのですが、恥ずかしながら自分はコアなカルチャーに詳しいわけでもないので、むしろ誰にでも当てはまるような、大衆性にぶっ飛んだカルチャーの話でもしようと考えました。一体それは何か。僕らにとって最も身近で、最も基礎的な文化…

ファッション?インテリア?

 

 

 

はい、そうです、「食事」ですね。美味しいものを口にしたとき、幸せですもんね。というわけで、飯の話をします。

 

 

さて、食いしん坊万歳を地で行く人間であるかのような発言をしておいてなんですが、僕は去年まで「食事」というものにあまり興味を持っていませんでした。「美味いもんは確かに美味い、けどそれ以上に何かあるのだろうか?」と本気で思っていました。そんな僕のちっちゃい考えは、とある漫画によりひっくり返されます。

 

 

それが、五十嵐大介氏作、「リトル・フォレスト」です。全二巻。

 

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この漫画のあらすじは、簡単に言ってしまえば「都会の暮らしから幼少期を過ごした“小森”に移り住んだ主人公、いち子の日々の食事録」です。彼女と、小森の自然と、小森の人々の暮らしが、のどかに淡々と描かれていきます。しかし、この作品をただの「田舎暮らしのススメ」と片付けるのは、とにかくもったいない。

 

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まず、作者の五十嵐氏が描く「自然」。これに圧倒されます。自然の美しさや雄大さもさることながら、その生々しさや、時には恐ろしさまで。ラフな画風のなかで「自然と共に生きる」ということがいかなることか、感じ取ることができ、ユートピアという枠に収まらない独自の世界観を体感できます。

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(まったりした農作業の風景からページをめくると突然に印象的な描写。こういうとき、自然の潜在的な、得体のしれない力にはっとさせられます。)

 

 

そして、肝心の「食事」。出てくる料理の美味しそうなこと!は、もちろんとして、料理の一つ一つに「物語」があり、「伝統」があり、「知恵」がある。そうして様々な要素が重なって出来上がる料理は、より一層魅力的に見えてきます。

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(山菜フルコース。間違いなく美味い。)

 

ただ、小森の人々は「生きる」ために「作り」、「食べ」ます。作中でも「冬が終わって先ずすることは、次の冬の食糧をつくること」とあるように、作物が採れない厳しい冬を自分たちで乗り越えなければならない彼らにとって、「食事」は人間生活の根幹をなします。社会も、人間関係も、小森の地では「食事」の上に成り立ちます。そしてそれは、自然との共生によるものです。

 

では、僕ら自身はどうか。これは主観ですが、一方的な消費者として、アスファルトに囲まれた僕らでもやはり、生活の深い根っこの部分に「食事」があると思います。ただ、それを忘れてしまうことが多い。

 

現代社会はまさに、「大グルメ時代」です。美味いものが至上とされ、安ければなお良し。都会には客から高評価を獲得した有名店がずらずらと軒を連ねます。最近ではグルメ漫画も再び勢いをつけてきました。「美味いものを食べて幸せになる。」これは時間とタスクに追われる現代人にとって、もっとも手っ取り早く、わかりやすい幸福の獲得法です。

 

でも、目の前の、お皿の上の一時的な幸福にだけ夢中になって、食事という行為が持つ人間生活における根本的な役割、「生きるための食事」という根っこを見失ってしまうのは、なんだか悲しい。

 

生産者が生み出したものを消費する者として、自然をいただく者として、食事を本当の意味で「味わう」姿勢を忘れないようにしたいな、と今は考えています。そうすることで、「食事」という文化はより一層、僕たちの中で輝くと思います。

 

 

そういうわけで、飯の話でした。皆様、良い食生活を。

美人のススメ

はじめまして、広報1年の久我です。

 

先日、vol.30が発刊しました。皆様お手にとっていただけましたでしょうか?

 

まだという方は11月3日〜5日まで、立教大学の学園祭「SPF」(St.Paul'sFestival)で配っておりますので、お時間があればぜひお越しください!

 

また、Seelは配送も承っております。遠方にお住いの方など、なかなかSeelを手に入れる機会がない方にもぜひ読んでいただきたいと考えております。

配送は以下のフォームより受け付けております。

http://seel-magazine.wixsite.com/seel-magazine/seel-sending

 

さて、ひとしきり宣伝させていただいたので、本題に移りたいと思います。

(本題というほどでもないのですが。)

 

最近、何か映画に関する本を読みたいなと思って探していたら、この本に出会いました。

 

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橋本治さんの「虹のヲルゴオル」です。 タイトルの「虹のヲルゴオル」の文字面が素敵だなって思っていたら、表紙がこのオードリー・ヘップバーン。胸のトキメキが抑えきれず、読むことにしました。 この本は、1950、60年代に活躍した映画女優13人の葛藤などを、作品を通して説明しています。 この本のなかでも、私が気になったのはヴィヴィアン・リーについて。

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彼女は俳優の旦那さんと再婚し、旦那さんの愛を追い求めるけれども、旦那さんは彼女より舞台がいちばんと思っている。そこから2人の間にすれ違いが生じてしまったという…。 よく「私と仕事、どっちが大事なの?」って聞く女性いますよね。 きっと彼女も、そんなことを聞きたくなるほど不安な気持ちを抱えていたのでしょう。 なんて考えたら、大女優といえども同じ女なんだな…と感慨深い気持ちになりました。 読み進めると、他の女優さんにも共感できるところが沢山見つかって、もっと作品を観てみたいという気になります。 映画に興味ある方はもちろん、興味なくても、女優さんの魅力に引き込まれること間違いなし!です。

なので、気になった方はぜひ読んでみてください。 最後に、美人つながりで、私の好きな伏し目美人、山口百恵さんを載せて終わりにしたいと思います。

 

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世界平和を目指すバンド

はじめまして。営業1年の飯村です。

ついにVol.30が11月1日に発刊です。

夏真っ盛りの時期から制作していたものが出来上がり、とても趣深いです。

おもしろいものとなっておりますので、是非お手に取ってみてくださいね。

最近は長雨やら台風やらで、通学するのも嫌になっちゃいますよね。

そんな億劫な通学も楽しくなるような、にぎやかなバンドを紹介したいと思います。

爆弾ジョニーです。

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すごい宣材写真ですよね。

映画『日々ロック』の主題歌を担当するということで私は彼らを初めて知りました。

しばらくして活動休止してしまうのですが、昨年から活動を再開。

そしてブレイクバンドの登龍門であるスペースシャワー列伝に出演し、最近では各地でライブをしています。

代表曲である『なあ~んにも』は、1度聞けばきっと全員が何かを感じざる得ないようなほどの熱量が閉じ込められています。

しかし、彼らの最新曲『EVe』はピアノが印象的な落ち着いた曲で、活動再開を機に振り幅を増やしてパワーアップしたことがうかがえます。

活動休止前の泥臭い感じと最近のポップな感じとを合わせ持った彼らは最強です。

https://www.youtube.com/watch?v=0Qo8uaKY-1w&list=LLT5H2-WA44MHNozT7ImppRw&index=31

駅すぱあと×爆弾ジョニーのWeb CMです。

上京するセンパイを追いかける女の子の気持ちを歌ったもので、映像も歌詞に沿ったものとなっています。

ストーリー的には結構ベタですが、細部にこだわりが見えるのがおもしろいです。

例えば、この楽曲名が『新気流』なので舞台が新桐生駅だったり、女の子がセンパイに最後ユーモアたっぷりのものを渡したりなどなど。

あと女の子がかわいいですね。セーラー服で踊る感じがたまらないです。栗林藍希さんという方なのですが、現在16歳(若い!)でこの作品が女優デビューだそうです。

少し脱線しました。

爆弾ジョニーは11月にEP「クレイジービートラリアット」を発売します。前回のEPでは1枚は自分用、もう1枚は布教などの用途に使うために同じCDが2枚入っていました。今回はどのように私たちを驚かせてくれるのか楽しみです。

最近では通学中に音楽を聞くのが癖というか生活の一環みたいになっている人が多いと思うし、実際私もそのような時期があります。

そんな惰性で音楽を聞いていた時期をぶち破ってくれるのが私の中では爆弾ジョニーであることが多いので、彼らの音楽のそのようなところが魅力なのかなと思って紹介しました。

もう少しで10月も終わり、寒さも本格的になってくるのでアツい音楽でも聞いて耳を温めて冬を乗り切りましょう。

それでは。

あ行の宿命

はじめまして。デザイン1年の足立です。

 

Vol.30の制作も終了し、ホッと一息をつきたいところでしたがブログの順番がいつのまにか1年生にまで来てしまいました。なので未だに緊張感のある生活を送っています。何でもかんでもトップバッターになってしまうことが多いのは苗字があ行の宿命ですね。

 

 

さて、14日に放送されたフジテレビ系特別番組「世にも奇妙な物語‘17秋の特別編」にて手塚治虫原作「夜の声」というドラマが藤原竜也主演で放送されたことは皆さんご存知でしょうか。ドラマ「夜の声」の中でも相変わらず藤原竜也は不幸でしたが、人間の二面性やすれ違う恋心が描かれていてなかなか面白かったです。

 

そこで今回は秋の夜長にオススメな手塚治虫作品紹介したいと思います。

 

それがこちら「火の鳥 太陽編」です。

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まず「火の鳥」とは、その血を一滴でも飲めば永遠の命を手に入れることができると言われる不死鳥(火の鳥)をめぐる全13巻のシリーズもので、今回紹介する太陽編は単行本では10〜12巻にあたる作品です。

 

物語の舞台は7世紀以前の日本と21世紀の日本。7世紀の白村江の戦いで唐に敗れ、生きながらにして顔の皮を剥がされ、代わりに狼の皮を被せられた王族の血を引く青年ハリマと火の鳥を神と崇める新興宗教「光」が地上を支配し、「光」に反対する人々は地下に追いやられてしまった21世紀日本で地下で暮らす青年スグルの2つの世界が並行して描かれています。

 

二つの世界がどう絡み合っていくのか、宗教とはなんなのか、人間とはなんなのか。人類が持つ普遍的な問いに対する答えのようなものがこの作品には散りばめられているような気がします。

 

なんだか重そうな話に見えますが話の展開が早く、終盤は怒涛の展開になっているので一気に読めます。狼の顔を持つハリマが案外早く人間社会に溶け込めているのも面白いです。

 

 

 

読書の秋ですので、たまにはいつもと違うジャンルの本や漫画を読んでみるのも面白いのではないでしょうか。新たな出会いを求めてさまようのもまた一興でしょう。

 

お腹が空いたのでこの辺にします。

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それでは。

 

 

 

花束を手に

こんにちは。営業2年の渡辺です。今号の制作も大詰めになってきました。

夏休みに、国立西洋美術館で開催されたアルチンボルド展に行ってきました。

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アルチンボルドは、野菜や生き物、書物などを複雑に組み合わせた寄せ絵が特徴です。日本ではだまし絵として知られています。代表作「四季」の春、夏、秋、冬と「四大元素」の大気、火、大地、水が日本で初めて展示されました。「四季」と「四大元素」は対応していて、そのことがわかりやすく展示されていました。それぞれ見比べることができて楽しかったです。

なかでも、宮廷の法学者を描いた絵が印象的でした。

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いそう!

また、アルチンボルド以後の画家の作品も展示されていて、後世に影響を残したことを感じられました。

アルチンボルドも植物を描いた作品がありますが、先日行った個展も植物をテーマにしていました。西武渋谷で開催されている、たなかあずささんの「植物化計画」です。

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迫力があるいっぽうで繊細さもあり、不思議な気持ちになりました。

個展にかすみ草を持っていきました。

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今まで花束を人に贈ったことがなかったのですが、なんだか大人になった気持ちになります。

これからの季節、ちょっとした贈り物にいいかもしれません。それでは。

未知との遭遇

こんにちは。デザイナー2年の前田です。今号もはりきって制作しているので、発刊したら是非お手にとってみてください。

 

Seelのようにカルチャー誌を制作するサークルというと、「バイオレンスなら時計仕掛けのオレンジ」「山野一も知らないでねこぢる好きとか笑」「フリッパーズはヘッド博士こそ至高」などといった見識の狭いカルチャー談義を自慢げに常時行っているような印象かもしれません。浅はかな虚栄心を持つのは嫌ですね。Seelはもう少し住みよいサークルです。しかし、恥ずかしながら私個人に関していえばこのように浅薄な知識しかない分野があります。それは、映画です。

 

今までは宇多丸町山智浩の映画批評から得た知識でなんとか映画の話題をしのいでいましたが、今号の制作に入り「先輩となった身でこの体たらくは良くない」と思い至りました。そこで、実際に映画を見てまいりました。

 

一作目は「ファンタスティック・プラネットhttps://youtu.be/fTwQlfKpi-A)」という映画です。この映画は「禁断の惑星(https://youtu.be/Rau8BHBark4)」という楽曲に使用されていることで知った作品なのですが、とにかく絵と音楽が怖い。圧倒的に子供に嫌われるビジュアルをした生物しか出てきません。

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怖いですね。ストーリーとしては異種生物間の抗争といったところでしょうか。この映画を見た後に「禁断の惑星」を聴くと、なぜ使用したのかがよくわかると思います。タイトルとなった「禁断の惑星」だけでなく、この曲に使われている他の映画も見てみたいです。

 

二作目は「不思議惑星キン・ザ・ザ(https://youtu.be/1Z1frejnIrE)」です。地球人と異星人とのふれあいを描いたコメディなのですが、この作品は本当に大好きな映画になりました。

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クー!愛くるしいですね。基本的にこの四人のドタバタ珍道中が続くのですが、ソ連時代の作品なだけあって社会や政治に対する風刺がちりばめられています。また、この作品は一貫して異星の風景として差別を映し出しています。差別を「楽しい」ものとして肯定する異星人と地球人の考え方の相違は、ユーモアの中でとても寂しいものでした。とはいえ全編設定ゆるゆるで進むほっこり映画なので、気軽に観られる素敵な作品です。

 

やっぱり知ったかぶりで実経験せずに頭でっかちになるのは良くないですね。一歩踏み出してみれば、今回みたいに新しいカルチャーとの出会いがあるかもしれません。カルチャーへの扉になれる雑誌を作るべく、これからも色々なことを体験してみようと思います。

 

長くなってすみません。校正前なので許してください。終わりで〜す

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