Seel STAFF BLOG

カルチャー系フリーペーパーを制作しているSeel編集部のスタッフたちによるブログ。

エーゲ海に行きたい.

エーゲ海に行きたいなぁ

はじめまして、こんにちは。デザイン1年の橋本です。

今年ももう9月ですね。今年の猛暑をやっと一区切り乗り越えられたような感じがしますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

私は大学生活初!の夏休みでしたが、これといって夏らしいこともせずにひたすら室内で過ごしていたので、他の人より暑さを実感してないかもなぁ、なんて思ったりしています。でも、室内にいるにしてもエアコンをつけっぱなしで寝て風邪をひいたりなんかもして、もう日本から脱出したいなぁと思ったわけです。
そんなとき、どこに行きたくなるかといいますと…やっぱりエーゲ海!!

突然ぶっこんでしまいましたが、なぜエーゲ海かというと、私の大好きな映画「マンマ・ミーア!」の舞台がエーゲ海の島だからなんです。
2008年に公開され大ヒットした、言わずと知れた超有名映画ですね。8月24日には10年越しの続編が公開したということで、久しぶりに前作を見たらやっぱり素敵だったので書いてみようと思います。

 

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物語は、結婚式を目前にした20歳の娘ソフィが母親のドナに黙って、彼女の若かりし頃の日記から見つけ出した自分の父親候補3人を勝手に結婚式に招待してしまうところから始まります。ドナと父親候補達、ソフィとお父さん(仮)達、ドナと彼女の旧友ターニャとロージー、ソフィと婚約者、そして母と娘、それぞれの関係性や2世代の青春を描く音楽が盛りだくさんのミュージカル映画です。

 

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海や石畳の建物、青や白を中心にした内装などエーゲ海ならではの雰囲気も魅力の一つ


実は2001年にブロードウェイで公開されたミュージカルをもとにして作られたこの映画ですが、そのミュージカルも1970年代に活躍したポップスグループ、ABBAの楽曲をベースにストーリーが作られています。そのため、曲全体が昔のサウンドであるのに加えて、ドナと旧友たちが、若い頃の歌手ユニットを再結成するという設定で70年代!!昔!!って感じのギラギラフリフリの衣装で登場したりと、ちょっと古臭いけどノリノリの、世代の人たちにとっては懐かしい雰囲気を楽しめます。

 

 

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マンマ・ミーア!」といえば!の超有名曲「Dancing Queen」もそんなノリノリの曲の一つ。


Mamma Mia! (2008) - Dancing Queen Scene (3/10) | Movieclips


Abba - Dancing Queen

歌詞の中の“Dancing Queen Young and sweet only seventeen”という歌詞が印象的です。
久しぶりに見て、初めて見たときは小学生だったのにもうスイートセブンティーン過ぎちゃったな~、なんて思ったのですが、よく考えたら(考えなくてもわかる)歌ってる人3人ともオバサンだった。

ここの歌詞、曲だけ聞いたなら文字通り若い青春時代を賛美しているストレートな意味で受け取れます。
でも曲が作られてから数十年後の映画の中では、これをオバサンになったドナ達が17歳とか昔に若返ったみたいにみんなでワイワイしながら歌っていて、
(年をとっても関係ない、昔みたいに)Dancing Queenになりきっちゃおう、っていう“Dig in the dancing queen”の歌詞の意味にカッコ内が足された変化と、あと、オバサンの強さと明るさを感じるところがすごく好きです。

曲が作られた70年代と、この物語が作られたとき(ミュージカル)とは約20年の差がありますが、劇中でもドナ達には時代が流れていて、まさしくABBAの時代がドナの青春時代っていうのがいいですね。
70年代にこの曲を聴いた人たちはドナ達と同じような感覚でこの曲を感じることができます。


他にも劇中には「Mamma Mia」


Mamma Mia! (2008) - Mamma Mia (Here I Go Again) Scene (2/10) | Movieclips

、「Money money money」


Abba - Money, Money, Money

 など、誰もが1度は聞いたことがある有名な曲達が登場します。
(Money money moneyは「いきなり黄金伝説。」1万円生活のBGMにもなっていましたね。)

これらの曲があまりにも有名すぎて他の曲を忘れがちになるかもしれないので、劇中で登場する私の好きな曲をいくつかご紹介したいと思います。


「Super Trouper」


Mamma Mia! - Super Trouper


Abba - Super Trouper

“Tonight the Super Trouper lights are gonna find me,
but I won’t feel blue, like I always do,
cause somewhere in the crowd there’s you.”

ここの1フレーズが延々脳内リピートしちゃいます。

「Lay all your love on me」


Mamma Mia - Amanda Seyfried "Lay All Your Love On Me" OFFICIAL HD VIDEO

曲と、歌詞が直接的で情熱的だからなのか、なんかすごく“海外っぽい!”って感じがしませんか?
ここのシーンではソフィを演じるアマンダ・セイフライドの可愛さが爆発してます。アマンダと、婚約者スカイ役のドミニク・クーパーが最後まで歌うのかと思いきや、ミュージカルらしくにぎやかにってことなのか、なんかわらわらでてきたぞ……っていうところもお気に入りです。


他にも、メリル・ストリープがソロで演技力抜群で歌う「The winner takes it all」など隠れた名曲がたくさんあるので「マンマ・ミーア!」も見たことがない方はもちろん、見たことあるという方も、忘れがちなあの曲を思い出すためにもぜひもう一度見てみてください。


ところで、日本でABBAという音楽グループをリアルタイムで最もよく知っている世代が‘64年近辺生まれのオリンピック世代だそうで、ちょうど私の親がこれに当たります。なので数年前、初めてこの映画を見たあとに親のパソコンにABBAの音楽が入っていてびっくりしました。親はABBAをリアルタイムで、私は映画で、それぞれが青春時代になじんだ音楽を一緒に楽しめるこの作品はこれからも私にとって大切な作品だなぁと思います。

と、ここまで書いてきましたが、実は続編をまだ見ていないので早急に見てみようと思います。それでは。