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こんにちは。
デザインの渋木です。
製作も終盤に近づいてきました。
自分たち3年生の引退がいよいよ間近となり、
寂しいというのが本音です……。
「雑誌を作る」というカッコイイ響きをキッカケに始めたフリーペーパー。
だけど製作活動を実際に経験して、他団体様の作品とも触れ合うにつれ、
その一冊の中に製作者たちが伝えたいメッセージが
ページをまたいで物語のように語りかけてくる。
そんなフリーペーパーが本当に好きになりました。
例えるなら「トンネル」でしょうか。(頭が弱くて上手な例えが浮かばない)
入ってみるまでは先がどんなもになっているかわからない。
しかしフリーペーパーというトンネルをくぐって出た先には
今まで見たことがない風景が広がっているのではないでしょうか。
なんかクサいですね……。
書いている自分自身とても恥ずかしくなってきました。
まあ長い前置きは終わりにして、
今回は自分の中にある「かっこいい」と感じる感性に
とても大きな影響を与えた映画監督を紹介したいと思います。
映画監督だけでなく作曲や絵も描く多才な方。
最近ではコーヒーを発売したらしく、↓からそのCMが見れます。
コーヒーのCMなのに彼の世界観がすごい現れてます……。
https://www.youtube.com/watch?v=pRFJNpAff_A
そんな彼の作品を2つピックアップ!
『イレイザーヘッド』
あらすじ
「ガールフレンドに、人間に似ても似つかない奇妙な赤ん坊を産んだと告げられた主人公ヘンリー。工業地帯のアパートでその赤ん坊との生活を始めるが、異様な鳴き声のせいで精神的におかしくなり、ついには赤ん坊をハサミで殺してしまう…」
この作品は彼の監督デビュー作で、正直な話今になって観ても
何を伝えたかったのかがいまいち理解できていません……。
ただ不気味なサウンドと彼の撮るモノクロの映像に
とても惹かれてしまうのです。
次に
『マルホランド・ドライブ』
あらすじ
「夜のマルホランドドライブでの自動車事故から唯一生き残ったリタ。事故のせいで記憶を失ったリタはハリウッドにある家へ助けを求め忍び込む。その家を使っているベティに事情を話した後、リタのバックを調べてみるとそこには大金と青い鍵入っていた。2人は小さな手がかりを元にリタの失った記憶を取り戻そうとする。」
面白いフリーペーパーにも通ずる話ですが、
テーマとなるものを切り取る(別の角度から見る)ことが上手い。
この映画もテーマとなるものを別の角度から見て
かなり複雑にした面白い作品になっているので是非ご覧ください。
製作期間もラストスパート。
読んでくださった読者の方に「かっこいい!」
と思われるような誌面を作れるよう頑張ります!
7月7日発刊
Seel Vol.23 ぜひ読んでくださいね〜〜