Seel STAFF BLOG

カルチャー系フリーペーパーを制作しているSeel編集部のスタッフたちによるブログ。

空気公団について

はじめまして。デザイン1年の中村です。

どうしてもギリギリまでネタが思いつかなかったため、この文章は池袋へ向かう電車の中で書いています。あと20分のうちに書き終えないと、現在修羅場につき作業同士の玉突き事故が起きてしまい、大変なことになってしまうので、頑張ります。

 

 

今回は、『空気公団』という僕の4番目くらいに(←ここがポイント!)好きなバンドの紹介をしようと思います。

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さて、空気公団。このバンドははっきり言って派手さとは対極に位置するバンドです。ものすごく地味なバンドです。しかし!同時にとても凄いバンドでもあります。それはなぜか。いろいろとアピールポイントはありますが、第一に「聴く場所をまったく指定してこない」ことにあります。(例えば鹿児島の農村で「完全感覚Dreamer」を聴くのはナンセンスでしょう)バンド名に冠している通り、まさしく自分の身の回りを覆っている「空気」のような音楽です。都会の真ん中で、登山中のテント泊で、深夜の静岡のSAで、阪急の百貨店でバスを待っているとき、あるいは鹿児島の農村でも…いつでも彼らの音楽は傍にいてくれます。

 

それと、無理強いしてくるようなところがないことも空気公団の良いところです。何時間聴き続けても胸焼けしない。「良い酒は水に似る」「君子の交わりは淡きこと水のごとし」という格言を思い出します。ブランドで例えるなら無印良品。地味さゆえナンバーワンにはなれないけれど、それでもしっかり心の中に残り続ける、そんな音楽です。おすすめの曲は『はじまり』『青い花』『旅をしませんか』、おすすめのアルバムは『ぼくらの空気公団』。彼らの音楽の文字通りの「空気」感を、ぜひ体感してみてください。

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ちなみに一番好きなバンドはミスチルです。それでは。