Seel STAFF BLOG

カルチャー系フリーペーパーを制作しているSeel編集部のスタッフたちによるブログ。

空気公団について

はじめまして。デザイン1年の中村です。

どうしてもギリギリまでネタが思いつかなかったため、この文章は池袋へ向かう電車の中で書いています。あと20分のうちに書き終えないと、現在修羅場につき作業同士の玉突き事故が起きてしまい、大変なことになってしまうので、頑張ります。

 

 

今回は、『空気公団』という僕の4番目くらいに(←ここがポイント!)好きなバンドの紹介をしようと思います。

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さて、空気公団。このバンドははっきり言って派手さとは対極に位置するバンドです。ものすごく地味なバンドです。しかし!同時にとても凄いバンドでもあります。それはなぜか。いろいろとアピールポイントはありますが、第一に「聴く場所をまったく指定してこない」ことにあります。(例えば鹿児島の農村で「完全感覚Dreamer」を聴くのはナンセンスでしょう)バンド名に冠している通り、まさしく自分の身の回りを覆っている「空気」のような音楽です。都会の真ん中で、登山中のテント泊で、深夜の静岡のSAで、阪急の百貨店でバスを待っているとき、あるいは鹿児島の農村でも…いつでも彼らの音楽は傍にいてくれます。

 

それと、無理強いしてくるようなところがないことも空気公団の良いところです。何時間聴き続けても胸焼けしない。「良い酒は水に似る」「君子の交わりは淡きこと水のごとし」という格言を思い出します。ブランドで例えるなら無印良品。地味さゆえナンバーワンにはなれないけれど、それでもしっかり心の中に残り続ける、そんな音楽です。おすすめの曲は『はじまり』『青い花』『旅をしませんか』、おすすめのアルバムは『ぼくらの空気公団』。彼らの音楽の文字通りの「空気」感を、ぜひ体感してみてください。

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ちなみに一番好きなバンドはミスチルです。それでは。

衣替えの季節

こんにちは。1年広報の中嶋です。

 

夕焼けチャイムの時間が10月から16時30分になったのを聞いて季節の変化を感じました。もうすっかり秋ですね。

季節の変わり目に私の頭をいつも悩ませるのは「衣替え」。今年は特に暑かったり寒かったりしてタイミングが難しいですよね。そしてなにより、面倒だなぁと思いがどんどん先延ばしにしている大きな理由です……笑

 

そんな中衣替えのモチベーションをあげるべく、つい最近行った展示「モードとインテリアの20世紀展」について今回はお話しようと思います。

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20世紀に活躍したデザイナーたちの作品がたくさん展示されています。ドレスはもちろんですが、コートやビーズでできたネックレスなどさまざま。ドレスの中ではクリストバル・バレンシアガの作品がいいな~と思いましたが、一番思い出に残っているのはこれ。

 

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マリア・リカルツのビーズでできたバック。きらきらしていて絵柄もかわいらしかったです。

 

さらにそれだけではなく、その時代のファッション雑誌も見ることができるのです。

 

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これは、20世紀前半の高級なお洋服の雑誌です。描かれているイラストの色づかいが明るくきれいでした。傘や帽子がいくつか載っているページがお気に入りなのですが、写真が見つからなかったので興味のある方はぜひ見に行ってみてください。11/23(水)までパナソニック汐留ミュージアムでやっていますよ。

 

と見に行ったものの、結局まだ衣替えは手つかず。明日こそ、と思う日々を送っています。みなさんも衣替えし忘れて体調を崩す、なんてことがないように気をつけてくださいね。私も頑張ります。それでは。

秋のせつなさ

はじめまして。営業1年の津久井です。

最近すっかり秋めいてきましたね。

過ごしやすくて秋が一番好き、という方も多いのではないでしょうか。

わたしは帰る頃に空が真っ暗になっているのを見ると、なんとなく哀しくてせつない気持ちになったりします。
でも、それがきらいじゃない。むしろ好きです。

今回はそんな切ない季節におすすめの映画を紹介します。

その映画はこちら。

 

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『ビューティー・インサイド』という韓国の映画です。

この映画はラブストーリーなのですが、他の映画の主人公とは少し変わったウジンという男の人が主人公です。

朝目が覚めると顔や性別、年齢までもが変わってしまうウジンはある日、家具屋で働くイスという女性に一目惚れします。「毎日姿が変わっても彼女を振り向かせたい。」というキャッチコピーさながら、ウジンはイスに近づき始め、そしてイスもウジンに惹かれていきます。

しかし彼らにつきまとうのは恐怖。

好きなひとに気づいてもらえない恐怖。
好きなひとを信じられない恐怖。
そして、一人になる恐怖。

そんな恐怖に押しつぶされながらも、人間にとって永遠のテーマである「恋愛」の本質を、彼らは力強く教えてくれます。

そして何と言っても映像がとても綺麗。
光の使い方が程よい温かみを生み出していて、ラブストーリーが苦手だなあという方でも、映像として楽しむこともできます。

「123人1役」で生み出される今までにないラブストーリーでせつなさに浸れること間違いなしです。上野樹里さんもウジン役の1人として出演されているので是非観てみて下さい。

では。

かわいいマンガに癒される秋

 

はじめまして。広報1年の関です。

最近は雨の日がとても多いですね!
みなさんお元気にしているでしょうか。
私は雨がとても嫌いなので最近気が滅入りがちです。

そんな日は家で本を読んだり、映画を見て癒されるのもいいですが

マンガに癒されてみるのもいかかでしょうか。

そこで今回はこちらの作品を紹介したいと思います!

ヒグチユウコさん作「ボリス絵日記」です。

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このマンガは画家のヒグウチユウコさんがtwitterにあげていた4コマ漫画をまとめた一冊です。

普段のヒグチユウコさんの作品はひとつひとつの線が繊細な作品が多いのですが
こちらの漫画は鉛筆などでゆるく書かれていていつもとは違った絵がとても魅力的です。


出てくるキャラクターが、息子のぬいぐるみや飼っている猫などユーモアがあり、かわいいのはもちろんのこと

鳥と猫の友情についての話で涙し、猫のブラックユーモアに笑い、4コマ漫画とは思えないほどの読み応えがありました。

ぜひ秋の夜長のお供にいかがでしょうか。


最近は少し寒いので風邪を引かないように気をつけてくださいね!
それでは。

 

秋に読みたいおすすめ小説

はじめまして。
一年の鈴木です。

9月にもなり、涼しい日が続いていますね。
夏の暑さが終わり、快適に過ごしやすくなってきました。
そして、街中もだんだんと秋めいてきたように感じます。

さて、秋といえば、みなさまは何を思い浮かべるでしょうか。
食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋......
紅葉やお月見、ハロウィンなど、イベントが盛りだくさんです。
その中でも、私がお勧めしたいのが読書。
秋の夜長にぴったりな小説を紹介したいと思います。

まずは、この一冊。
辻村深月さん『ゼロ・ハチ・ゼロ・ナナ』

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“30歳”という岐路の年齢に立つ、かつて幼馴染だった二人の女性。都会でフリーライターとして活躍しながら幸せな結婚生活をも手に入れたみずほと、地元企業で契約社員として勤め、両親と暮らす未婚のOLチエミ。少しずつ隔たってきた互いの人生が、重なることはもうないと思っていた。あの“殺人事件”が起こるまでは…。(「BOOK」データベースより)
女性同士の友情や、母娘関係の描写が生々しく描かれています。様々な感情が散りばめられ、温かく切ない物語です。

続いてこちら。
貴志祐介さん『青の炎』

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秀一は湘南の高校に通う17歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹の三人暮らし。その平和な生活を乱す闖入者がいた。警察も法律も及ばず話し合いも成立しない相手に秀一は自らの手で殺害することを決意する。(「BOOK」データベースより)

完全犯罪に挑む少年の哀切な心情が、精妙な筆致で描かれています。貴志作品の特徴の一つでもありますが、描写がとても詳細かつ丁寧なので、物語の世界に入り込みやすいと思います。

どちらの小説も一気読み間違いなしです。是非、手に取ってみてください。
それでは。

東京の都心で、珍獣と戯れる。

みなさん初めまして。
1年の杉本です。

成績も発表され、一喜一憂している頃ではないでしょうか。

また夏休みも佳境に突入し、課題に追われる日々に舞い戻ることに対して嫌気がさしている頃ではないでしょうか。

そんな憂鬱な気分を一蹴してくれるのが、今回のテーマでもある「フクロウカフェ」です。


みなさんは、フクロウに触った経験はありますか?


恐らくほとんどの人が無いと思います。かく言う自分も2ヶ月程前まで触ったことがありませんでした。

そもそもフクロウカフェとは何ぞや、という話ですよね。

文字通りフクロウと戯れながら飲み物が飲める、というコンセプトのお店です。

東京都内にもいくつかあるのですが、結構時間も金額もまちまちです。

なので、どこに行けばよいのか迷ってる、という方のために、今回はいくつかある店舗の中から一つだけお店を紹介したいと思います。

今回紹介するのは「あうるの森」という秋葉原にあるお店です。
(HP: http://2960.tokyo/

ここは、入園料(!)が890円+税で、お客さんが多ければ時間制限があるのですが、少ないときは時間制限なしで過ごせるのです!

フクロウも大小様々な種類が生息しており、

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このような小さい個体もいれば、

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まるでハリーポッターの世界から出てきたかのような個体もいます。

また、持つときはケガをしないようにミトンをはめて持ちます。
彼らの爪は長く鋭いため、素手で持つと皮膚に食い込んで出血してしまうそうです。

実際店員さんも腕にいくつもの引っ掻き傷があり、飼育の大変さを伺い知れました。

彼らは夜行性のため店内は常に暗く、昼間に行っても止まり木で寝ているという心配はありません。

個人的には、夜に訪れる方が、内装と相まって森の中にいるような気分になるため、オススメです。

また、秋葉原という土地柄もあってか、外国人のお客さんも多く来店していました。


フクロウカフェ、行ってみたくなりましたか?

あなたの生活に、カフェという彩りを添えてみてはいかがでしょうか。

では、失敬。

百円の映画

はじめまして。こんにちは。
営業1年の下舘です。

1年生トップバッターということで緊張していますが、よろしくお願いします。

とうとう8月も終わってしまいましたね。
8月が終わっても夏休みはまだ続くという大学生の特権を今初めて味わっています。よいものですね。

 

さて、今回は私が観た映画のお話をしようと思います。

 

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こちら、『百円の恋』です。
主演の安藤サクラさんが日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を取ったことで有名なので、知っている方も多いと思います。

内容は、32歳になってもパッとせず、自堕落な生活を送っていた主人公・一子が近所のジムにいるボクサー・狩野に恋をし、ボクシングに出会ったことで自分を変えていく、というものです。


ずっと観たくてもなかなか観ることができず、この間やっと観ました。
良かったです。とても良かった。

やはり安藤サクラさんの演技がすごい。

はじめは自堕落な生活を送っているので体型もだらしなく、表情も暗くて世間を恨んでいるような目をしているのですが、後半ボクシングに打ち込むことで変わっていきます。体型も締まり、目が生き生きしてきます。

ぽっちゃり体型から見事にボクサーのような引き締まった身体に変わっていくのですが、なんとたった10日間で身体を変えたそうで、安藤サクラさんは本気で死ぬんじゃないかと思ったこともあったらしいです。すごい、すごすぎる。女優魂ですね。

 

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ジムや公園、バイト先でもシャドウボクシングをしている一子は本当にカッコいい。一子が変わっていく過程として描かれていて、人間の本気を感じます。

ですが個人的な見どころは、一子と妹・二三子の姉妹喧嘩シーンです。
女同士の本気の喧嘩は迫力があり、一子が変わるきっかけともなる出来事なのでぜひ注目していただきたいなと思います。

 

主題歌であるクリープハイプの『百八円の恋』も映画と合っていて、耳から離れなくなります。

この曲のMVの冒頭には、歌詞に合わせて映画のラストシーンも少し出ているので映画を見た後にMV見ることをお勧めします。

 

映画『百円の恋』はレンタルビデオ店に行くと本当に百円で借りられるので、ぜひ観てみてください!

 

まだまだ暑いので、暑さに負けず過ごしていきましょう。
それでは、またの機会に。